absorbDelay
むだ時間を z = 0 または移相シフトでの極に置き換える
構文
sysnd = absorbDelay(sysd)
[sysnd,G] = absorbDelay(sysd)
説明
は、動的システム モデル sysnd
= absorbDelay(sysd
)sysd
のすべてのむだ時間をシステムのダイナミクスまたは周波数応答データに吸収します。
離散時間モデル (周波数応答データ モデルを除く) の場合、k
サンプリング周期の遅延は z = 0 での k
極に置き換えられます。連続時間モデル (周波数応答データ モデルを除く) の場合、むだ時間は有限個の極と零点による正確な表現をもちません。そのため、pade
を使用してむだ時間の有理数近似を計算します。
連続時間と離散時間の両方の周波数応答データ モデルの場合、absorbDelay
はすべてのむだ時間を位相シフトとして周波数応答データ内に吸収します。
[
は、行列 sysnd
,G
] = absorbDelay(sysd
)G
を返します。これは ss
モデル sysd
の初期状態を sysnd
の初期状態にマッピングします。
例
バージョン履歴
R2011b で導入
参考
hasdelay
| pade
| totaldelay