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Sample Rate Offset

入力信号へのサンプル レート オフセットの適用

R2022b 以降

  • Sample Rate Offset block

ライブラリ:
Communications Toolbox / RF Impairments and Components

説明

Sample Rate Offset ブロックは、サンプル レート オフセットを入力信号に適用します。サンプル レート オフセットを適用することは、ADC のクロック レートを変更することと同じです。

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サンプル レート オフセットを 16-QAM 変調された信号に適用し、基準コンスタレーションをサンプル レート オフセット適用後の信号と比較します。

doc_apply_sample_rate_offset モデルを開きます。モデルは、Random Integer Generatorブロックを使用してランダム データを生成します。ランダム データを変調するため、モデルは、変調次数が 16 で、コンスタレーション順序がグレイ符号に設定されたRectangular QAM Modulator Basebandブロックを使用します。次に、Sample Rate Offset ブロックは、50 ppm のサンプル レート オフセットを変調された信号に適用します。モデルは、結果として得られたコンスタレーションをConstellation Diagramブロックで表示します。

モデルを実行します。基準コンスタレーション、およびサンプル レート オフセット適用後の信号がコンスタレーション ダイアグラムに表示されます。

端子

入力

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入力信号。スカラー、NS 要素の列ベクトル、または NSNC 列の行列として指定します。NS は、時間サンプルの数です。NC は、チャネル数です。入力信号が行列である場合、各列に対してサンプル レート オフセットが個別に適用されます。

データ型: double | single
複素数のサポート: あり

出力

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出力信号。スカラー、ベクトルまたは行列として返されます。この出力は入力信号と同じデータ型になります。

パラメーター

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ブロック パラメーターを対話的に編集するには、プロパティ インスペクターを使用します。Simulink® ツールストリップの [シミュレーション] タブの [準備] ギャラリーで [プロパティ インスペクター] を選択します。

100 万分の 1 (ppm) 単位で表されたサンプル レート オフセット。–1e6 より大きいスカラーとして指定します。

実行するシミュレーションのタイプ。[インタープリター型実行] または [コード生成] として指定します。

  • インタープリター型実行 — MATLAB® インタープリターを使用してモデルをシミュレートします。このオプションを使用すると、必要な起動時間が短縮されますが、以降のシミュレーションの速度は [コード生成] オプションを使用した場合よりも遅くなります。このモードで、ブロックのソース コードをデバッグできます。

  • コード生成 — 生成された C コードを使用してモデルをシミュレートします。シミュレーションの初回実行時、Simulink は対象ブロックの C コードを生成します。このモデルは、モデルが変更されない限り以降のシミュレーションで C コードを再利用します。このオプションを使用すると、シミュレーションの起動時間は長くなりますが、以降のシミュレーションの速度は [インタープリター型実行] オプションを使用した場合よりも速くなります。

詳細については、インタープリター型実行とコード生成 (Simulink)を参照してください。

ブロックの特性

データ型

double | single

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

はい

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2022b で導入

参考

ブロック

オブジェクト