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randsrc

指定のアルファベットを使用した乱数行列の生成

説明

out = randsrc-1 または 1 が同じ確率で発生するランダムなスカラーを生成します。

out = randsrc(m) は、mm 列のバイポーラ行列を生成します。各エントリは、独立して同じ確率で -1 または 1 になります。

out = randsrc(m,n) は、mn 列のバイポーラ行列を生成します。各エントリは、独立して同じ確率で -1 または 1 になります。

out = randsrc(m,n,alphabet) は、mn 列の行列を生成します。各エントリは、行ベクトル alphabet のエントリから個別に選択されます。alphabet の各エントリは out に同じ確率で現われます。alphabet の値の重複は無視されます。

out = randsrc(m,n,[alphabet; prob]) は、mn 列の行列を生成します。各エントリは、行ベクトル alphabet のエントリから個別に選択されます。alphabet の値の重複は無視されます。行ベクトル prob はシンボル alphabet(k) が確率 prob(k) で発生するよう、対応する確率を示します。ここで、k は 1 から alphabet の列数までの任意の整数です。prob の要素の合計が 1 でなければなりません。

out = randsrc(m,n,___,seed) は、一様乱数発生器 rand を初期化するために前述の構文から入力の組み合わせとシード値を受け入れます。

out = randsrc(m,n,___,streamhandle) は、rand を使用することで、前述の構文と乱数ストリーム ハンドルの入力の組み合わせを受け入れて、一様乱数のノイズ サンプルを生成します。乱数ストリーム ハンドルを指定するか、または既定の乱数ストリーム オブジェクトに対して関数 reset (RandStream) を使用すると、繰り返し可能なノイズ サンプルを生成できます。繰り返し可能なノイズ サンプルを生成するには、乱数ストリーム入力をリセットしてから randsrc を呼び出すか、または同じシード入力を使用します。詳細については、RandStream を参照してください。

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10 行 10 列の行列を集合 {-3,-1,1,3} から生成します。

out = randsrc(10,10,[-3 -1 1 3])
out = 10×10

     3    -3     1     1    -1    -1     3     3    -1    -3
     3     3    -3    -3    -1     1    -1    -1     3    -3
    -3     3     3    -1     3     1     1     3     1     1
     3    -1     3    -3     3    -3     1    -3     1     3
     1     3     1    -3    -3    -3     3     3     3     3
    -3    -3     3     3    -1    -1     3    -1    -1    -3
    -1    -1     1     1    -1     3     1    -3     3     1
     1     3    -1    -1     1    -1    -3    -1     3    -1
     3     3     1     3     1     1    -3     1    -1    -3
     3     3    -3    -3     3    -3    -1    -1     1    -1

ヒストグラムをプロットします。可能な 4 つの要素の値が、それぞれ等しい確率で発生します。実際の値は異なる可能性があります。

histogram(out,[-4 -2 0 2 4])

-1 または 1 の可能性が -3 または 3 の可能性より 4 倍高い行列を生成します。

out = randsrc(10,10,[-3 -1 1 3; 0.1 0.4 0.4 0.1])
out = 10×10

    -1    -1    -1    -1     1    -1     1    -1     1     3
     1    -3     3     3     1    -3    -1    -1    -1     1
    -1    -1    -3    -1    -1     3    -1     1     1    -1
     1     3     1    -1     1     3    -1    -3    -1    -1
    -1    -1     1    -1    -1    -1    -3    -3     1    -1
     1     1     1    -1    -3    -1    -1    -1    -1    -1
    -1     1    -3     1    -1    -1     3     1    -1     1
     1     3    -1     1    -1     3     3     1     1     1
     1    -3    -1     1    -1    -1     1     1     1     1
     1    -1     1    -1    -1    -1    -3    -1    -3     1

ヒストグラムをプロットします。-1 および 1 の値の可能性がより高くなっています。

histogram(out,[-4 -2 0 2 4])

入力引数

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乱数バイポーラ行列のサイズ。スカラーとして指定します。n を指定する場合、m は乱数バイポーラ行列の行サイズです。

データ型: double

乱数バイナリ行列の列サイズ。スカラーとして指定します。

データ型: double

出力ベクトルまたは行列の可能な要素。alphabet が行ベクトルの場合、alphabet の内容は、randsrc によって出力される可能性のある要素を定義します。alphabet が 2 行の行列である場合、最初の行は可能な要素を定義し、2 番目の行は 1 行目の対応する各要素の確率を定義します。2 行目の要素の合計は 1 にならなければなりません。アルファベットのすべてのエントリが異なる場合、確率分布は一様になります。

データ型: double
複素数のサポート: あり

対応する alphabet ベクトルの要素に対応する確率の行ベクトル。

データ型: double

一様乱数発生器 rand を初期化するためのシード値。

データ型: double

rand を使用して一様乱数ノイズ サンプルを生成するための乱数ストリーム ハンドル。乱数ストリーム ハンドルを指定するか、または既定の乱数ストリーム オブジェクトに対して関数 reset (RandStream) を使用すると、繰り返し可能なノイズ サンプルを生成できます。繰り返し可能なノイズ サンプルを生成するには、乱数ストリーム入力をリセットしてから randsrc を呼び出すか、または同じシード入力を使用します。詳細については、RandStream を参照してください。

データ型: double

出力引数

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乱数出力。スカラー、ベクトルまたは行列として返されます。出力の次元は、引数 m および n で指定します。指定しない場合は 1 行 1 列のスカラーになります。出力の可能な要素とその確率は、alphabet および prob でそれぞれ指定します。指定しない場合、出力の要素は分布の等しい -1 および 1 になります。

データ型: double

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

関数