Baseband PLL
(削除済み) ベースバンド位相同期回路の実装
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説明
ベースバンド PLL (位相同期回路) ブロックは、ローカルに生成された信号の位相を入力信号の位相に合うように自動的に調整するフィードバック制御システムです。このブロックはベースバンド方式を使用し、搬送波周波数に依存しません。
この PLL には 3 つのコンポーネントがあります。
位相検出器として機能する積分器
フィルター。フィルターの伝達関数は、[Lowpass filter numerator] と [Lowpass filter denominator] のパラメーターを用いて指定します。これらは、各多項式の係数を s の降べきの順で示すベクトルとなります。
フィルターを設計するために、関数
cheby1と関数cheby2を使用できます。既定のフィルターはチェビシェフ II 型フィルターで、その伝達関数は次のコマンドで表示されます。[num, den] = cheby2(3,40,100,'s')電圧制御発振器 (VCO)。入力に対する VCO 信号の感度は、[VCO input sensitivity] パラメーターを用いて指定します。このパラメーターはボルトあたりのヘルツで計測されるスケール係数で、これが VCO の静止周波数からのシフト量を決定します。
このブロックは、サンプル ベースのスカラー信号を受け入れます。入力信号は受信した信号を表します。3 つの出力端子は次を生成します。
フィルターの出力
位相検出器の出力
VCO の出力
パラメーター
- Lowpass filter numerator
ローパス フィルター伝達関数の分子で、係数を s の降べきの順で示したベクトルとして表現されます。
- Lowpass filter denominator
ローパス フィルター伝達関数の分母で、係数を s の降べきの順で示したベクトルとして表現されます。
- VCO input sensitivity (Hz/V)
この値によって VCO への入力がスケーリングされます。結果として、VCO の静止周波数からのシフト量が決まります。
