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target.remove

内部データベースからのターゲット オブジェクトの削除

説明

target.remove(targetObject) はターゲット オブジェクトを内部データベースから削除します。

target.remove(targetType, targetObjectId) はクラスと識別子で指定したターゲット オブジェクトを削除します。

target.remove(targetObject, Name,Value) は、名前と値の引数を使用して関連するオブジェクトを削除し、コマンド ライン出力を非表示にします。

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ハードウェア デバイスの実装を指定して、内部データベースに追加できます。

armv8 = target.create('LanguageImplementation', ...
              'Name', 'Armv8-A LP64', ...
              'Copy', 'ARM Compatible-ARM Cortex');

a53 = target.create('Processor', ...
                    'Name', 'Cortex-A53', ...
                    'Manufacturer', 'ARM Compatible');

a53.LanguageImplementations = armv8;

target.add(a53)

ターゲット オブジェクトが不要になった場合は、関数を使用してオブジェクトを内部データベースから削除できます。

target.Processor オブジェクトのみを削除するには、次を実行します。

target.remove(a53)

または

target.remove('Processor', 'ARM Compatible-Cortex-A53');

target.Procesor オブジェクトとそれに関連する target.LanguageImplementation オブジェクトを削除し、コマンド ライン出力を非表示にするには、次を実行します。

target.remove(a53, ...
              'IncludeAssociations', true, ...
               'SuppressOutput',true);

入力引数

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削除するターゲット オブジェクトを指定します。

削除するターゲット オブジェクトのクラスを指定します。次に例を示します。

  • クラスが target.Processor の場合、'Processor' を指定します。

  • クラスが target.LanguageImplementation の場合、'LanguageImplementation' を指定します。

例: 'Processor'

削除するオブジェクトの一意の識別子、つまり、オブジェクトの Id プロパティ値を指定します。

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に表示されなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前は、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name を引用符で囲みます。

例: target.remove(myTargetObject, 'IncludeAssociations', true);

関連するオブジェクトを内部データベースから削除します。

  • true –– 関数により、targetObject および関連するターゲット オブジェクトが内部データベースから削除されます。関連するオブジェクトが別のターゲット オブジェクトによって参照されている場合、関連するオブジェクトは関数によって削除されません。targetObject が内部データベースに保存されていない場合、関連するターゲット オブジェクトは関数によって内部データベースから削除されません。

  • false –– 関数により、targetObject のみが内部データベースから削除されます。

例: target.remove(myTargetObject, 'IncludeAssociations', true);

データ型: logical

関数のコマンド ライン出力を制御します。

  • true –– 関数からのコマンド ライン出力を非表示にします。

  • false –– 関数が内部データベースから削除するオブジェクトに関する情報を提供します。

例: target.remove(myTargetObject, 'SuppressOutput', true);

データ型: logical

バージョン履歴

R2019a で導入