このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。
5G 波形発生器
説明
5G 波形発生器アプリを使用することで、5G NR 波形の作成、劣化、可視化、およびエクスポートができます。
このアプリは、5G NR 波形の生成用に構成された 無線波形発生器アプリを使用してこれらの機能を提供します。このアプリを使用して以下ができます。
NR アップリンクとダウンリンクの搬送波形の生成。
TS 38.141-1 の Section 4.9.2 [1]で定義されている FR1 用の NR テスト モデル (NR-TM) の生成。
TS 38.141-2 の Section 4.9.2 [2]で定義されている FR2 用の NR-TM の生成。
TS 38.101-1 の Annex A.3 [3]で定義されている NR ダウンリンク fixed reference channel (FRC) 波形の生成。
TS 38.104 の Annex A [4]で定義されている NR アップリンク FRC 波形の生成。
[3] (WLAN Toolbox)で既定されている IEEE®802.11be™ 波形の生成。
ワークスペース、または .mat、.bb、.txt ファイルへの NR 波形のエクスポート。
実行可能な MATLAB® スクリプトまたは Simulink® ブロックへの NR 波形生成パラメーターのエクスポート。
エクスポートしたスクリプトを使用して、アプリを使用せずにコマンド ラインから波形を生成する。
エクスポートしたブロックを Simulink モデルで波形ソースとして使用する。詳細については、Waveform From Wireless Waveform Generator App を参照してください。
スペクトル アナライザー、チャネル ビュー、OFDM グリッド、リソース エレメント (RE) マッピング (ダウンリンクとアップリンクのみ)、および相補累積分布関数 (CCDF) プロットでの NR 波形の可視化。アプリは、現在の波形の構成を反映するように OFDM グリッドとチャネル ビュー プロットを即座に更新します。OFDM グリッドは、チャネル間や信号間の競合も強調表示します。
AWGN、位相オフセット、周波数オフセット、DC オフセット、I/Q 不平衡、および無記憶 3 次非線形性などの RF 劣化要因の追加による NR 波形の歪みの生成。
接続されたシグナル ジェネレーター、無線送信機、または SDR を使用して送信できる NR 波形を生成します。
シグナル ジェネレーターを使用して波形を送信するには、Instrument Control Toolboxソフトウェアを使用し、サポートされているシグナル ジェネレーターをコンピューターに接続します。詳細については、Lab シグナル ジェネレーター計器を使用した送信を参照してください。
SDR を使用して波形を送信するには、サポートされている SDR (ADALM-Pluto、USRP™、USRP Embedded Series、および Xilinx® Zynq-Based Radios) の 1 つをコンピューターに接続し、関連するアドオンをインストールします。詳細については、SDR を使用した送信を参照してください。
無線デバイスでサポートされている最大ベースバンド サンプル レートで波形を無線送信するには、Wireless Testbench™ ソフトウェアを使用し、サポートされている無線をコンピューターに接続します。詳細については、Supported Radio Devices (Wireless Testbench)を参照してください。この機能にはWireless Testbenchが必要です。例については、無線送信機を使用したアプリ生成無線波形の送信を参照してください。
NR 波形以外の波形の作成、劣化、可視化、およびエクスポートを行うには、アプリを再構成しなければなりません。機能の全リストについては、無線波形発生器アプリを参照してください。
詳細は、無線波形発生器アプリを使用した波形の作成 を参照してください。
5G 波形発生器 アプリを開く
MATLAB ツールストリップ: [アプリ] タブの [信号処理と通信] でアプリのアイコンをクリックします。
MATLAB コマンド プロンプト: nrWaveformGenerator
と入力します。このコマンドは、5G 波形の生成用に構成された 無線波形発生器アプリを開きます。
例
制限
MATLAB Online™ では、5G 波形発生器が SDR デバイスまたはテスト計器による信号の送信をサポートしていません。
参照
[1] 3GPP TS 38.141-1. “NR; Base Station (BS) conformance testing Part 1: Conducted conformance testing.” 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network.
[2] 3GPP TS 38.141-2. “NR; Base Station (BS) conformance testing Part 2: Radiated conformance testing.” 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network.
[3] 3GPP TS 38.101-1. “NR; User Equipment (UE) radio transmission and reception; Part 1: Range 1 Standalone.” 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network.
[4] 3GPP TS 38.104. “NR; Base Station (BS) radio transmission and reception.” 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network.