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modwt
最大重複離散ウェーブレット変換
構文
説明
は、反射境界処理を使用して MODWT を計算します。他の入力は、前述の構文にある引数のいずれかです。ウェーブレット変換を計算する前に、w
= modwt(___,'reflection')modwt
は、信号をその終端で信号長の 2 倍に対称的に拡張します。modwt
が返すウェーブレット係数の数やスケーリング係数の数は、入力信号の長さの 2 倍に等しくなります。既定では、信号は周期的に拡張されます。
文字ベクトル 'reflection'
全体を入力しなければなりません。ウェーブレット マネジャーを使用して 'reflection'
という名前のウェーブレットを追加した場合は、このオプションを使用する前に、そのウェーブレットの名前を変更しなければなりません。'reflection'
は、入力引数リストで x
より後の任意の位置に配置できます。
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
MODWT の標準アルゴリズムは、時間領域で循環畳み込みを直接実装します。MODWT のこの実装は、フーリエ領域で循環畳み込みを実行します。レベル j のウェーブレット フィルター係数とスケーリング フィルター係数は、離散フーリエ変換 (DFT) の積の逆離散フーリエ変換を取得することにより計算されます。積の DFT は、信号の DFT と j 番目のレベルのウェーブレット フィルターまたはスケーリング フィルターの DFT です。
Hk と Gk は、それぞれ MODWT のウェーブレット フィルターとスケーリング フィルターに対する長さ N の DFT を表します。j はレベルを表し、N はサンプル サイズを表します。
j 番目のレベルのウェーブレット フィルターは、
によって定義されます。ここで
です。
j 番目のレベルのスケーリング フィルターは
です。ここで
です。
参照
[1] Percival, Donald B., and Andrew T. Walden. Wavelet Methods for Time Series Analysis. Cambridge Series in Statistical and Probabilistic Mathematics. Cambridge ; New York: Cambridge University Press, 2000.
[2] Percival, Donald B., and Harold O. Mofjeld. “Analysis of Subtidal Coastal Sea Level Fluctuations Using Wavelets.” Journal of the American Statistical Association 92, no. 439 (September 1997): 868–80. https://doi.org/10.1080/01621459.1997.10474042.
[3] Mesa, Hector. “Adapted Wavelets for Pattern Detection.” In Progress in Pattern Recognition, Image Analysis and Applications, edited by Alberto Sanfeliu and Manuel Lazo Cortés, 3773:933–44. Berlin, Heidelberg: Springer Berlin Heidelberg, 2005. https://doi.org/10.1007/11578079_96.
[4] Hess-Nielsen, N., and M.V. Wickerhauser. “Wavelets and Time-Frequency Analysis.” Proceedings of the IEEE 84, no. 4 (April 1996): 523–40. https://doi.org/10.1109/5.488698.
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