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sinint
正弦積分関数
説明
例
数値引数およびシンボリック引数に対する正弦積分関数
引数に応じて、sinint
は浮動小数点解またはシンボリック厳密解の結果を返します。
次の数値について正弦積分関数を計算します。これらの数値はシンボリック オブジェクトではないため、sinint
は浮動小数点の結果を返します。
A = sinint([- pi, 0, pi/2, pi, 1])
A = -1.8519 0 1.3708 1.8519 0.9461
シンボリック オブジェクトに変換された数値に対する正弦積分関数を計算します。ほとんどのシンボリックな (厳密な) 数値に対して、sinint
は未解決のシンボリックな呼び出しを返します。
symA = sinint(sym([- pi, 0, pi/2, pi, 1]))
symA = [ -sinint(pi), 0, sinint(pi/2), sinint(pi), sinint(1)]
vpa
を使用し、これらの解を浮動小数点数で近似します。
vpa(symA)
ans = [ -1.851937051982466170361053370158,... 0,... 1.3707621681544884800696782883816,... 1.851937051982466170361053370158,... 0.94608307036718301494135331382318]
正弦積分関数のプロット
正弦積分関数を -4*pi
から 4*pi
までの範囲でプロットします。
syms x fplot(sinint(x),[-4*pi 4*pi]) grid on
正弦積分関数を含む式の処理
diff
、int
、taylor
などの多くの関数は sinint
を含む式を処理することができます。
正弦積分関数の 1 次および 2 次導関数を求めます。
syms x diff(sinint(x), x) diff(sinint(x), x, x)
ans = sin(x)/x ans = cos(x)/x - sin(x)/x^2
正弦積分関数の不定積分を求めます。
int(sinint(x), x)
ans = cos(x) + x*sinint(x)
sinint(x)
のテイラー級数展開を計算します。
taylor(sinint(x), x)
ans = x^5/600 - x^3/18 + x
入力引数
詳細
参照
[1] Gautschi, W. and W. F. Cahill. “Exponential Integral and Related Functions.” Handbook of Mathematical Functions with Formulas, Graphs, and Mathematical Tables. (M. Abramowitz and I. A. Stegun, eds.). New York: Dover, 1972.
バージョン履歴
R2006a より前に導入