sin
シンボリック正弦関数
構文
説明
例
数値引数およびシンボリック引数に対する正弦関数
引数に応じて、sin は浮動小数点解またはシンボリック厳密解の結果を返します。
次の数値について正弦関数を計算します。これらの数値はシンボリック オブジェクトではないため、sin は浮動小数点の結果を返します。
A = sin([-2, -pi, pi/6, 5*pi/7, 11])
A = -0.9093 -0.0000 0.5000 0.7818 -1.0000
シンボリック オブジェクトに変換された数値に対する正弦関数を計算します。ほとんどのシンボリックな (厳密な) 数値に対して、sin は未解決のシンボリックな呼び出しを返します。
symA = sin(sym([-2, -pi, pi/6, 5*pi/7, 11]))
symA = [ -sin(2), 0, 1/2, sin((2*pi)/7), sin(11)]
vpa を使用し、これらの解を浮動小数点数で近似します。
vpa(symA)
ans = [ -0.90929742682568169539601986591174,... 0,... 0.5,... 0.78183148246802980870844452667406,... -0.99999020655070345705156489902552]
正弦関数のプロット
正弦関数を から までの範囲でプロットします。
syms x fplot(sin(x),[-4*pi 4*pi]) grid on

正弦関数を含む式の処理
diff、int、taylor、rewrite などの多くの関数は sin を含む式を処理することができます。
正弦関数の 1 次および 2 次導関数を求めます。
syms x diff(sin(x), x) diff(sin(x), x, x)
ans = cos(x) ans = -sin(x)
正弦関数の不定積分を求めます。
int(sin(x), x)
ans = -cos(x)
sin(x) のテイラー級数展開を計算します。
taylor(sin(x), x)
ans = x^5/120 - x^3/6 + x
正弦関数を指数関数に書き換えます。
rewrite(sin(x), 'exp')
ans = (exp(-x*1i)*1i)/2 - (exp(x*1i)*1i)/2
sin 関数による単位の評価
sin は、自動的に radian、degree、arcmin、arcsec、および revolution の単位を数値的に評価します。
x° および 2 ラジアンの正弦を求めることで、この挙動を示します。
u = symunit; syms x f = [x*u.degree 2*u.radian]; sinf = sin(f)
sinf = [ sin((pi*x)/180), sin(2)]
subs を使用して x への代入を行い、double または vpa を使用して sinf を計算することができます。
