tan
シンボリック正接関数
構文
説明
例
数値引数およびシンボリック引数に対する正接関数
引数に応じて、tan は浮動小数点解またはシンボリック厳密解の結果を返します。
次の数値について正接関数を計算します。これらの数値はシンボリック オブジェクトではないため、tan は浮動小数点の結果を返します。
A = tan([-2, -pi, pi/6, 5*pi/7, 11])
A =
2.1850 0.0000 0.5774 -1.2540 -225.9508シンボリック オブジェクトに変換された数値に対する正接関数を計算します。ほとんどのシンボリックな (厳密な) 数値に対して、tan は未解決のシンボリックな呼び出しを返します。
symA = tan(sym([-2, -pi, pi/6, 5*pi/7, 11]))
symA = [ -tan(2), 0, 3^(1/2)/3, -tan((2*pi)/7), tan(11)]
vpa を使用し、これらの解を浮動小数点数で近似します。
vpa(symA)
ans = [ 2.1850398632615189916433061023137,... 0,... 0.57735026918962576450914878050196,... -1.2539603376627038375709109783365,... -225.95084645419514202579548320345]
正接関数のプロット
正接関数を から までの範囲でプロットします。
syms x fplot(tan(x),[-pi pi]) grid on

正接関数を含む式の処理
diff、int、taylor、rewrite などの多くの関数は tan を含む式を処理することができます。
正接関数の 1 次および 2 次導関数を求めます。
syms x diff(tan(x), x) diff(tan(x), x, x)
ans = tan(x)^2 + 1 ans = 2*tan(x)*(tan(x)^2 + 1)
正接関数の不定積分を求めます。
int(tan(x), x)
ans = -log(cos(x))
tan(x) のテイラー級数展開を計算します。
taylor(tan(x), x)
ans = (2*x^5)/15 + x^3/3 + x
正接関数を、正弦関数と余弦関数に書き換えます。
rewrite(tan(x), 'sincos')
ans = sin(x)/cos(x)
正接関数を指数関数に書き換えます。
rewrite(tan(x), 'exp')
ans = -(exp(x*2i)*1i - 1i)/(exp(x*2i) + 1)
tan 関数による単位の評価
tan は、自動的に radian、degree、arcmin、arcsec、および revolution の単位を数値的に評価します。
x° および 2 ラジアンの正接を求めることで、この挙動を示します。
u = symunit; syms x f = [x*u.degree 2*u.radian]; tanf = tan(f)
tanf = [ tan((pi*x)/180), tan(2)]
subs を使用して x への代入を行い、double または vpa を使用して tanf を計算することができます。
