メインコンテンツ

その他の分散分析モデル

anovan 関数には、2 種類の ANOVA モデルを指定できる名前と値の引数があります。

  • 名前と値の引数 nested では、どの因子が他の因子内で入れ子にされているかを示す行列を指定します。"入れ子にされた因子" は、それが入れ子にされている因子のレベルごとに異なるレベルをもちます。"入れ子にされたモデル" は、入れ子にされた因子を少なくとも 1 つ含むモデルです。

    ある自動車会社で 6 種類の型式の自動車を製造しているとします。この会社には 3 つの工場があり、各工場で 2 種類ずつ型式を製造しています。自動車の燃費は、工場と型式によって異なる可能性があります。この例では、応答変数である燃費の違いを説明する因子は工場と型式です。それぞれの型式は 1 つの工場でのみ製造されるため、型式の因子が工場の因子に入れ子にされています。

    工場

    型式

    1

    1

    1

    2

    2

    3

    2

    4

    3

    5

    3

    6

    入れ子にされたモデルの入れ子にされた因子のレベルには、それが入れ子にされている因子の各値と同じように番号を付けるのが一般的です。

  • continuous 引数は、いくつかの因子を連続変数として扱うように指定します。残りの因子は、カテゴリカル変数です。anovan 関数は複数の連続的なカテゴリカル予測子でモデルを当てはめることができますが、各タイプの予測子を 1 つずつ組み合わせる最も簡単なモデルは "共分散分析" モデルとして知られています。このタイプのモデルの当てはめに使用できるツールの詳細については、共分散分析を参照してください。

参考

| | | |

トピック