casewrite

ケース名のファイルへの書き込み

構文

casewrite(strmat,filename)

casewrite(strmat)

説明

casewrite(strmat,filename) は、文字配列または string 列ベクトル strmat の内容をファイル filename に書き込みます。strmat の各行は 1 つのケース名を表します。casewrite は filename に名前を 1 行ずつ書き込みます。filename に、ファイル名 (現在のフォルダーに書き込む場合) または絶対パス名 (別のフォルダーに書き込む場合) を指定します。

filename のファイル拡張子は、次のいずれかである必要があります。

• .txt、.dat、または .csv (区切り形式のテキスト ファイル)

• .xls、.xlsm、または .xlsx (Excel^® スプレッドシート ファイル)

casewrite(strmat) を実行すると、[書き込むファイルを選択] ダイアログ ボックスが開き、書き込むファイルを対話形式で指定できます。

例

ケース名の書き込みと読み取り

月を表すケース名の文字配列を作成します。

months = char('January','February', ...
    'March','April','May');

months.dat という名前のファイルにこの名前を書き込みます。関数 type を使用して、ファイルの内容を表示します。

casewrite(months,'months.dat')
type months.dat

January 
February
March   
April   
May     

ファイル months.dat から名前を読み取ります。

names = caseread('months.dat')

names = 5×8 char array
    'January '
    'February'
    'March   '
    'April   '
    'May     '

入力引数

strmat — ケース名

文字配列 | string 列ベクトル

ケース名。文字配列または string 列ベクトルとして指定します。strmat の各行は、1 つのケース名に対応し、filename の行になります。

データ型: char | string

filename — 書き込むファイルの名前

文字ベクトル | string スカラー

書き込むファイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

書き込む場所に応じて、以下のいずれかの形式で filename を指定します。

ファイルの場所	形式
現在のフォルダー	ファイル名を filename に指定します。 例: 'myTextFile.csv'
現在のフォルダーとは異なるフォルダー	絶対パス名または相対パス名を filename に指定します。 例: 'C:\myFolder\myTextFile.csv'

例: 'months.dat'

データ型: char | string

代替機能

casewrite と caseread を文字配列と使用する代わりに、writecell と readcell を cell 配列と使用することを検討してください。以下に例を示します。

months = {'January';'February';'March';'April';'May'};
writecell(months,'months.dat')
names = readcell('months.dat')

names =

  5×1 cell array

    {'January' }
    {'February'}
    {'March'   }
    {'April'   }
    {'May'     }

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

gname | caseread | readcell | writecell | readtable | writetable