メインコンテンツ

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

sltest.testmanager.TestInput クラス

名前空間: sltest.testmanager

テスト入力を追加または変更

説明

sltest.testmanager.TestInput のインスタンスは、テスト対象システムの入力をオーバーライドするためにマッピングできる信号入力データのセットです。

sltest.testmanager.TestInput クラスは handle クラスです。

クラス属性

HandleCompatible
true

クラス属性の詳細については、クラスの属性を参照してください。

作成

説明

obj = sltest.testmanager.TestCase.addInput は、テスト ケース オブジェクトの sltest.testmanager.TestInput オブジェクトを作成します。

プロパティ

すべて展開する

入力をオーバーライドするようにテスト ケースで設定されているかどうかを示します。有効になっていない場合は 0、有効になっている場合は 1 です。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public
Dependent
true
NonCopyable
true

データ型: logical

Microsoft® Excel® ベースライン ファイルのシートと範囲の情報。各行に SheetRange の値がある 1 行 N 列の配列として返されます。Range は次の表に示すように指定します。

Range の指定方法 説明

'Corner1:Corner2'

四角形の範囲

構文 'Corner1:Corner2' を使用して範囲を指定します。Corner1Corner2 は、領域を定義する 2 つの対角です。たとえば、'D2:H4' は、ワークシート上の 2 つの角 D2H4 の間にある 3 行 5 列の四角形領域を表します。名前と値のペアの引数 'Range' では大文字小文字は区別されず、Excel A1 参照スタイル (Excel のヘルプを参照) が使用されます。

例: 'Range','Corner1:Corner2'

''

指定なしまたは空

指定しない場合、使用範囲はインポート関数により自動検出されます。

例: 'Range',''

メモ: "使用範囲" とは、スプレッドシート内の実際にデータを含んでいる四角形部分を指します。インポート関数は、データを含まない先頭と末尾の行と列をトリミングして、使用範囲を自動的に検出します。空白のみのテキストはデータと見なされ、使用範囲内に取得されます。

'Row1:Row2'

行範囲

Excel の行指定子を使用して開始行と終了行を指定することで、範囲を表すことができます。これにより、readtable は指定された行内で列の使用範囲を自動的に検出します。たとえば、インポート関数は範囲指定 '1:7' を、1 ~ 7 行目の使用範囲にあるすべての列を読み取る命令として解釈します。

例: 'Range','1:7'

'Column1:Column2'

列範囲

Excel の列指定子を使用して開始列と終了列を指定することで、範囲を表すことができます。これにより、readtable は指定された列内で行の使用範囲を自動的に検出します。たとえば、インポート関数は範囲指定 'A:F' を、A ~ F 列の使用範囲にあるすべての行を読み取る命令として解釈します。

例: 'Range','A:F'

'NamedRange'

Excel の名前付き範囲

Excel では、スプレッドシート内の範囲を表す名前を作成できます。たとえば、スプレッドシートの四角形部分を選択して 'myTable' という名前を付けることができます。スプレッドシート内にそのような名前付き範囲が存在する場合、インポート関数はその名前を使用して範囲を読み取ることができます。

例: 'Range','myTable'

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public
Dependent
true
NonCopyable
true

データ型: array

テスト入力のファイル パス。文字ベクトルとして返されます。

例: 'C:\MATLAB\sltestExampleInputs.xlsx'

属性:

GetAccess
public
SetAccess
private
Dependent
true
NonCopyable
true

データ型: char

テスト対象システムの LoadExternalInput コンフィギュレーション パラメーターのテスト ケース実行時に評価される入力。文字ベクトルとして指定します。

例: 'Acceleration.getElement(1),Acceleration.getElement(2)'

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public
Dependent
true
NonCopyable
true

テスト入力の名前。文字ベクトルとして返されます。

例: 'sltestExampleInputs.xlsx'

属性:

GetAccess
public
SetAccess
private
Dependent
true
NonCopyable
true

データ型: char

テスト入力をマッピングするモード。マッピング モードに対応する整数として返されます。

  • 0 — ブロック名

  • 1 — ブロック パス

  • 2 — 信号名

  • 3 — 端子の順序 (インデックス)

  • 4 — カスタム

マッピング モードの詳細については、ルート Inport 信号データのマッピングを参照してください。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
private
Dependent
true
NonCopyable
true

入力端子のマッピングが成功したかどうかを示すマッピング ステータス。マッピング ステータスのトラブルシューティングの詳細については、マッピング結果の理解を参照してください。

例: 'Successfully mapped inputs.'

属性:

GetAccess
public
SetAccess
private
Dependent
true
NonCopyable
true

データ型: char

カスタム マッピングに使用される関数の名前。'customFunction' と文字ベクトルで構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。パッケージ化された関数をカスタム マッピングに使用する場合は、名前を +packageName/functionName として指定します。パスに複数の層がある場合は、関数名の上位の各層でプラス記号を使用します (例: +folder/+packageName/functionName)。この引数はオプションであり、MappingMode4 に設定されている場合にのみ有効です。

例: 'CustomFunction','mapfcn'

例: 'CustomFunction','+maps/mapfcn'

入力マッピングの実行時にモデルをコンパイルするかコンパイルしないかを指定するオプション。'CompileModel'false または true で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

例: 'CompileModel',false

メソッド

すべて展開する

すべて折りたたむ

この例では、Microsoft® Excel® スプレッドシートからデータを追加し、それをテスト ケースにマッピングする方法を示します。データがある 2 つのシートのみが追加されてマッピングされます。

モデル例を読み込み

open_system('slexAutotransRootInportsExample');

新しいテスト ファイルを作成

tf = sltest.testmanager.TestFile('input_test_file.mldatx');

テスト スイート オブジェクトとテスト ケース オブジェクトを取得

ts = getTestSuites(tf);
tc = getTestCases(ts);

モデル例をテスト対象システムとして追加

setProperty(tc,'Model','slexAutotransRootInportsExample');

Excel® データを入力のセクションに追加し、追加するシートを指定

excelfile = 'sltestExampleInputs.xlsx';
input = addInput(tc,excelfile,'Sheets',["Acceleration","Braking"]);

既定のマッピング モードを使用してシートの入力信号をマッピング

map(input(1));
map(input(2));

バージョン履歴

R2015b で導入