プロファイル エディター
ステレオタイプとプロパティをもつプロファイルの作成および管理
説明
プロファイル エディターでは、プロパティをもつステレオタイプを含むプロファイルを定義できます。System Composer™ アーキテクチャ モデルでは、ステレオタイプで型指定されたモデル要素のカスタム メタデータを定義するためにステレオタイプ化が必要です。Requirements Toolbox™ では、ステレオタイプを使用して、カスタム プロパティでカスタムの要件タイプとリンク タイプを定義できます。
System Composer:モデルまたはインターフェイスのデータ ディクショナリにプロファイルを適用します。次に、モデルでステレオタイプを使用してコンポーネント、コネクタ、端子、インターフェイス、割り当て、機能、要件セット、リンク セットなどのモデル要素を型指定します。機能はソフトウェア アーキテクチャにのみ適用されます。ステレオタイプ化されたテンプレートを使用して各要素のカスタム プロパティ値を定義できます。
Requirements Toolbox:プロファイルを要件セットまたはリンク セットに適用します。次に、要件タイプまたはリンク タイプをステレオタイプに設定し、ステレオタイプのプロパティを目的の値に設定することにより、ステレオタイプを使用します。
プロファイル エディター を開く
System Composer
System Composer ツールストリップ: [モデル化] タブで、[プロファイル エディター] をクリックします。
MATLAB® コマンド ウィンドウ: 「
systemcomposer.profile.editor
」と入力します。
Requirements Toolbox
要件エディター ツールストリップ: [プロファイル エディター] をクリックします。
例
パラメーター
新しいプロファイル
— 新しいプロファイルを追加
ボタン
プロファイル エディターで編集する新しいプロファイルを追加します。
保存
— プロファイルを保存
Save
(既定値) | Save as
| Save all
| Export to previous
次のオプションのいずれかを使用してプロファイルを保存します。
Save
。現在選択されているプロファイルを XML ファイルとして保存します。Save as
。現在選択されているプロファイルを新しい XML ファイルとして保存します。Save all
。プロファイル エディターで現在開いているすべてのプロファイルを保存します。Export to previous
。現在選択されているプロファイルを以前のバージョンの MATLAB に保存します。
プロファイルのみを保存することも、プロファイルとプロファイルのインポート先のモデルを保存することもできます。
閉じる
— 選択したプロファイルを閉じる
ボタン
プロファイル エディターで選択したプロファイルを閉じます。
新しいステレオタイプ
— 現在のプロファイルに新しいステレオタイプを追加
ボタン
プロファイル エディターで編集する新しいステレオタイプを現在のプロファイルに追加します。
削除
— 選択したステレオタイプを削除
ボタン
プロファイル エディターで選択したステレオタイプを削除します。
プロファイルのフィルター
— インポートしたプロファイルを表示するフィルター
<all>
(既定値) | モデル ファイル名 | ディクショナリ ファイル名 | <refresh>
以下を指定して、インポートしたプロファイルをフィルターします。
<all>
。読み込まれたすべてのモデルとディクショナリからインポートされたすべてのプロファイルを表示します。モデル名 (
model.slx
など)。指定されたアーキテクチャ モデルからインポートされたすべてのプロファイルを表示します。インターフェイス データ ディクショナリ (
dictionary.sldd
など)。指定されたインターフェイス データ ディクショナリからインポートされたすべてのプロファイルを表示します。<refresh>
。読み込まれたすべてのモデルとディクショナリからのプロファイルをリフレッシュします。
新規
— 新しいステレオタイプ プロパティを作成
ボタン
選択したステレオタイプの新しいステレオタイプ プロパティを作成します。
削除
— 選択したステレオタイプ プロパティを削除
ボタン
選択したステレオタイプ プロパティを削除します。
適用先
— 選択したプロファイルのインポート
モデル ファイル名 | ディクショナリ ファイル名 | 割り当てセット ファイル名
選択したプロファイルのインポート先となるモデル、インターフェイス データ ディクショナリ、または割り当てセットの名前を指定します。
インポート時にルートに適用するステレオタイプ
— ルート ステレオタイプ
<none>
(既定値) | ステレオタイプ
プロファイルをモデルにインポートした後、ルート アーキテクチャに適用するステレオタイプ。使用可能なステレオタイプのリストから選択します。ルート アーキテクチャは、モデルの内容を環境から分離する最上位モデルのシステム境界にあります。このオプションは、プロファイルの選択後に表示されます。
適用先
— ステレオタイプを適用できる要素タイプ
<all>
(既定値) | Component
| Port
| Connector
| Interface
| Allocation
| Function
| Requirement
| Link
ステレオタイプを適用できる要素タイプ。
ベース ステレオタイプ
— ステレオタイプがプロパティを継承する元となるステレオタイプ
<none>
(既定値) | ステレオタイプ
ステレオタイプがプロパティを継承する元となるステレオタイプ。使用可能なステレオタイプのリストから選択します。
抽象ステレオタイプ
— ステレオタイプが抽象かどうか
オフ (既定値) | オン
抽象ステレオタイプを指定する場合は、このチェック ボックスをオンにします。抽象ステレオタイプは、モデル要素への直接的な適用が意図されていないステレオタイプです。抽象ステレオタイプは、他のステレオタイプのベース ステレオタイプとしてのみ使用できます。
継承したプロパティの表示
— ベース ステレオタイプから継承されたプロパティを表示するかどうか
オフ (既定値) | オン
ベース ステレオタイプから継承された読み取り専用プロパティを表示するかどうかを指定するには、このチェック ボックスをオンにします。
詳細
インターフェイス データ ディクショナリ
"インターフェイス データ ディクショナリ" は、アーキテクチャ内のインターフェイスと値のタイプおよびそれらが使用されているアーキテクチャ内の場所を示す統合リストです。
System Composer モデルのローカル インターフェイスは、インターフェイス エディター (System Composer)を使用してインターフェイス データ ディクショナリに保存できます。与えられた一連のインターフェイス、要素、および値のタイプを使用する必要があるモデル間でデータ ディクショナリを再利用できます。モデルに付加したデータ ディクショナリは別個の SLDD ファイルに保存されます。
System Composer のインターフェイス データ ディクショナリには、System Composer のライセンスが必要です。
プロファイル
"プロファイル" は、ステレオタイプのパッケージです。
プロファイルを使用して特殊な要素タイプの領域を作成できます。プロファイル エディター (System Composer)を使用して、プロファイルを作成し、プロファイルをモデルに適用します。1 つのプロジェクトのステレオタイプを 1 つ以上のプロファイルに保存できます。プロファイルを保存すると、XML ファイルに保存されます。
ステレオタイプ
"ステレオタイプ" は、中核となる言語要素を拡張してドメイン固有のメタデータを追加するメカニズムを提供します。
ステレオタイプは、中核となる要素タイプに適用します。要素は複数のステレオタイプをもつことができます。ステレオタイプにより、さまざまな要素のスタイルを設定できます。ステレオタイプは、質量、コスト、電力のような一連の共通のプロパティをもつ要素を提供します。
プロパティ
"プロパティ" はステレオタイプのフィールドです。ステレオタイプが適用される要素ごとにプロパティ値を指定できます。
プロパティを使用して、モデル要素に関連付けられている、重みや速度などの定量的特性を格納します。プロパティは、説明的なものであったり、ステータスを表したりする場合もあります。プロパティ インスペクター (Simulink)を使用して、アーキテクチャ モデルの各要素のプロパティを表示および編集できます。
コンポーネント
"コンポーネント" は、アーキテクチャのコンテキストにおいて明確な機能を果たす、システムの交換可能部分です。コンポーネントは、機能、別のシステム、ハードウェア、ソフトウェア、その他の概念項目などのアーキテクチャ要素を定義します。コンポーネントは、サブシステムまたはサブ機能になる場合もあります。
ブロックとして表されるコンポーネントは、再利用可能なアーティファクトに分割可能なアーキテクチャ モデルの一部です。コンポーネント間で情報を転送するには以下を使用します。
端子インターフェイス (インターフェイス エディター (System Composer)を使用)
パラメーター (パラメーター エディター (System Composer)を使用)
System Composer のコンポーネントには、System Composer のライセンスが必要です。
端子
"端子" は、その環境との相互作用点を表すコンポーネントまたはアーキテクチャ上のノードです。端子により、他のコンポーネントまたはシステムと情報をやりとりできるようになります。
"コンポーネント端子" は、他のコンポーネントに対するコンポーネント上の相互作用点です。
"アーキテクチャ端子" はシステムの境界上の端子で、境界はコンポーネント内にある場合と、アーキテクチャ モデル全体の場合があります。ルート アーキテクチャの境界は、その端子で定義されます。
System Composer の端子には、System Composer のライセンスが必要です。
コネクタ
"コネクタ" は端子間の接続を提供するラインです。コネクタは、コンポーネントまたはアーキテクチャ間の情報の流れを表します。
コネクタにより、2 つのコンポーネントは相互作用の性質を定義することなく相互作用できます。端子にインターフェイスを設定してコンポーネントの相互作用を定義します。
System Composer のコネクタには、System Composer のライセンスが必要です。
割り当て
"割り当て" は、特定のモデルのアーキテクチャ要素 (コンポーネント、端子、コネクタ) から別のモデルのアーキテクチャ要素への有向関係を確立します。
リソースベースの割り当てにより、機能的なアーキテクチャ要素を論理的なアーキテクチャ要素に割り当てたり、論理的なアーキテクチャ要素を物理的なアーキテクチャ要素に割り当てたりできます。
System Composer のデータ インターフェイスには、System Composer のライセンスが必要です。
割り当てシナリオ
"割り当てシナリオ" には、ソースとターゲットのモデル間の一連の割り当てが含まれます。
割り当てシナリオのモデル要素間で割り当てを行います。既定の割り当てシナリオの名前は Scenario 1
です。
System Composer のデータ インターフェイスには、System Composer のライセンスが必要です。
割り当てセット
"割り当てセット" は、ソースとターゲットのモデル間のさまざまな割り当てを記述する 1 つ以上の割り当てシナリオで構成されます。
割り当てセットは、割り当てエディター (System Composer)で割り当てシナリオから作成します。割り当てセットは MLDATX ファイルとして保存されます。
System Composer のデータ インターフェイスには、System Composer のライセンスが必要です。
データ インターフェイス
"データ インターフェイス" は、端子を流れる情報の種類を定義します。同じインターフェイスを複数の端子に割り当てることができます。データ インターフェイスは複合にできます。つまり、インターフェイス信号のプロパティを表すデータ要素を含めることができます。
データ インターフェイスはコネクタを通じて共有される情報を表し、端子を通じてコンポーネントに出入りします。データ インターフェイスとデータ要素を作成および管理し、それらをインターフェイス データ ディクショナリに保存してモデル間で再利用するには、インターフェイス エディター (System Composer)を使用します。
System Composer のデータ インターフェイスには、System Composer のライセンスが必要です。
物理インターフェイス
"物理インターフェイス" は、物理端子を流れる情報の種類を定義します。同じインターフェイスを複数の端子に割り当てることができます。物理インターフェイスは、複数の Simulink.ConnectionElement
(Simulink) オブジェクトを指定する Simulink.ConnectionBus
(Simulink) と等価の複合インターフェイスです。
物理インターフェイスを使用して複数の物理要素をまとめ、少なくとも 1 つの物理領域を使用する物理モデルを表します。
System Composer の物理インターフェイスには、System Composer のライセンスが必要です。
サービス インターフェイス
"サービス インターフェイス" は、クライアント コンポーネントとサーバー コンポーネント間の機能インターフェイスを定義します。各サービス インターフェイスは、1 つ以上の機能要素で構成されています。
インターフェイス エディター (System Composer)でサービス インターフェイスを定義したら、プロパティ インスペクター (Simulink)を使用してそれをクライアント端子とサーバー端子に割り当てることができます。プロパティ インスペクター (Simulink)は、サービス インターフェイスにステレオタイプを割り当てるときにも使用できます。
System Composer のサービス インターフェイスには、System Composer のライセンスが必要です。
要件
"要件" は、システムの目的の動作と特性を表すステートメントの集合です。要件はシステム設計の整合性を保証するのに役立ちます。実現と検証が可能で、明確かつ相互に一貫性がなければなりません。設計のレベルごとに適切な要件が必要です。
要件のトレーサビリティを強化するには、システム、機能、カスタム、性能、または設計の要件をコンポーネントおよび端子にリンクします。派生した要件や割り当てられた要件を表すには、要件を相互にリンクします。要件はアーキテクチャ モデルの要件パースペクティブまたはカスタム ビューで管理します。要件にテスト ケースを割り当てるときは、検証と妥当性確認のために Simulink テスト マネージャー (Simulink Test)を使用します。
要件リンク
リンクは 2 つのモデルベース デザイン要素を関連付けるオブジェクトです。"要件リンク" は、リンク先が要件になっているリンクです。要件はコンポーネントまたは端子にリンクできます。
System Composer で要件パースペクティブを使用してリンクを表示します。要件ブラウザーで要件を選択すると、その要件が割り当てられているコンポーネントまたは端子が強調表示されます。リンクは SLMX ファイルとして外部保存されます。
要件セット
"要件セット" は要件の集合です。要件を階層的に構築し、それらをコンポーネントまたは端子にリンクすることができます。
要件セット内の要件を編集および調整するには、要件エディターを使用します。要件セットは SLREQX ファイルに保存されます。新しい要件セットを作成し、Requirements Toolbox を使用して要件を作成するか、サポートされているサードパーティ ツールから要件をインポートできます。
バージョン履歴
R2019a で導入
MATLAB コマンド
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