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拡張 MCDC 解析の基本的なワークフロー

拡張改良条件判定カバレッジ (MCDC) カバレッジ オブジェクティブのテスト ケースを生成するには、次を行います。

  1. [Design Verifier] タブの [モード] セクションで、[テスト生成] を選択します。

  2. [テスト生成の設定] をクリックします。

  3. [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [Design Verifier][テスト生成] ペインで、[モデル カバレッジ オブジェクティブ][Enhanced MCDC] に設定します。[OK] をクリックします。

  4. [テスト生成] をクリックします。

メモ

拡張 MCDC 解析は、Embedded Coder で生成されたコードのテスト ケースの生成を行う場合にはサポートされていません。ソフトウェアは、テスト生成解析用に MCDC カバレッジ オブジェクティブを考慮します。

Simulink® Design Verifier™ は、拡張 MCDC カバレッジ オブジェクティブについてモデルを解析します。

解析が完了すると、

  • 解析結果に基づいてモデルが強調表示されます。

  • 結果インスペクター ウィンドウに、検出可能性ステータスを含めてモデル カバレッジ オブジェクティブの概要が表示されます。

    結果インスペクター ウィンドウには、1 つのモデル カバレッジ オブジェクティブに関して次の検出可能性ステータスが表示されます。

    • 検出可能

    • 検出不可能

    • 未判定

    次の表に、オブジェクティブ ステータスと検証可能性ステータスの考えられる組み合わせを示します。

    オブジェクティブ ステータス検出可能性ステータステスト ケースの説明

    達成

    検出可能

    テスト ケースはモデル カバレッジ オブジェクティブを達成し、検出サイトで検出可能です。

    達成 - シミュレーションが必要

    検出可能

    テスト ケースはモデル カバレッジ オブジェクティブを達成し、検出サイトで検出可能です。

    達成ステータスを確認するには、テスト ケースのシミュレーションを追加で実行しなければなりません。詳細については、達成されたオブジェクティブ - シミュレーションが必要を参照してください。

    達成

    検出不可能

    テスト ケースはモデル カバレッジ オブジェクティブを達成します。ただし、テスト オブジェクティブは、どの検出サイトでも検出できません。

    達成

    未判定

    テスト ケースはモデル カバレッジ オブジェクティブを達成します。ソフトウェアは、下流ブロックに対するモデル カバレッジ オブジェクティブの効果を表示できません。

    非達成

    検出不可能

    テスト オブジェクティブは非達成で、どの検出サイトでも検出できません。

    未判定

    未判定

    テスト オブジェクティブは未判定で、ソフトウェアは下流ブロックに対する効果を表示できません。

  • Simulink Design Verifier データ ファイルに、モデル カバレッジ オブジェクティブの検出可能性ステータスと検出サイトが保存されます。詳細については、Simulink Design Verifier データ ファイルを参照してください。

テストポイント ログ信号を使用した検出サイトの構成

任意の信号をテストポイント ログ信号としてマークした場合、拡張 MCDC 解析では可能な限り、このような信号がテスト ブロックの検出サイトとして優先されます。たとえば、以下に示すモデルを考えてみましょう。

Min ブロックの出力をテストポイント ログ信号とした場合、Switch ブロックの検出サイトは Min ブロックの出力端子となります。そうでない場合は、Saturation ブロックの出力端子となります。

portHandle_MinBlk = get_param('model/Min', 'PortHandles’);
set_param(portHandle_MinBlk.Outport, 'TestPoint', 'on’);
set_param(portHandle_MinBlk.Outport, 'DataLogging', 'on’);

テスト ポイントの詳細については、テスト ポイントとしての信号の設定を参照してください。信号のログについては、ログ記録用の信号の構成を参照してください。

拡張 MCDC 解析の詳細オプションの設定

より厳密なマスキングなしの条件でモデルを解析するには、厳密な伝播条件を使用オプションを有効にします。このオプションは、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [Design Verifier][テスト生成] ペインの [詳細設定パラメーター] にあります。

ソフトウェアは、下流ブロックのテスト ブロックへの効果を解析するために、より厳密なマスキングなしの条件を評価します。以下に例を示します。

  • モデルが Atomic Subsystem で構成されており、関数のパッケージ化オプションが [自動] または [インライン] に設定されている場合。

    Switch ブロックと Atomic Subsystem ブロックで構成されているモデルについて考えます。関数のパッケージ化オプションは [自動] に設定されていて、厳密な伝播条件を使用オプションを有効にします。Switch テスト ブロックの効果は、検出ポイント Out1 で検出可能です。

    厳密な伝播条件を使用オプションが [オフ] に設定された状態でモデルを解析すると、ソフトウェアは、Switch テスト ブロックの効果が Atomic Subsystem に到達するまでモデルを解析します。Atomic Subsystem は検出ポイントです。

  • モデルが GainProduct のようなブロックで構成されており、[整数オーバーフローで飽和] オプションが [オン] に設定されている場合。

モデル スライサーを使用した拡張 MCDC オブジェクティブの検査

モデル スライサーでは、テスト ケース生成に関する次のオブジェクティブ ステータスがサポートされます。

  • 達成

  • 達成 - シミュレーションが必要

  • 既存のテスト ケースで条件が満たされている

  • テスト ケースで未判定

  • 実行時エラーのため未判定

モデル スライサーを使用すると、拡張 MCDC オブジェクティブ、およびモデルへのその影響を解析できます。[結果] ウィンドウで、達成され検出可能なオブジェクティブの右側にある [検査] リンクを使用します。

あるいは、[Design Verifier] タブで [スライサーを使用した検査] ボタンをクリックすることもできます。

モデル スライサーを起動すると、Simulink Design Verifier で生成されたオブジェクトに関連するテスト ケースの値に基づいて入力が設定され、sldvData に記録された観測時間までステップします。次に、モデル スライサーによって、観測対象のモデル オブジェクトが開始点として追加され、スライスの強調表示により検出ポイントへの影響が示されます。

[コンフィギュレーション パラメーター] ウィンドウでモデル カバレッジ オブジェクティブを拡張 MCDC に設定すると、その検出可能性を解析しながらオブジェクティブを検査できます。この場合、スライサーのコンフィギュレーション ウィンドウで、スライス構成リストを使用して別のモードに切り替えることができます。

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