SLSlicerAPI.SLSlicer クラス
名前空間: SLSlicerAPI
一連のモデル スライサー機能を表すクラス
説明
SLSlicerAPI.SLSlicer
クラスは、MATLAB コマンド ラインからモデル スライサー機能にアクセスする一連のメソッドを提供します。SLSlicerAPI.SLSlicer
クラスのインスタンスを使用して以下を行います。
スライス シミュレーションを有効にする、または終了する。
開始点、除外点、制約、スライス コンポーネントおよび構成を追加または削除する。
機能の依存関係を強調表示する。
時間枠を設定してスライスをシミュレートする。
デッド ロジック解析用にスライスを調整する。
作成
説明
入力引数
model
— モデル名またはハンドル
string
ユーザーがモデル スライサー オプション オブジェクトを構成するモデルの名前。slslicer
は、slsliceroptions
で定義されているように、model
に関連付けられているモデル スライサー構成を使用します。
データ型: string
opts
— モデルに付加するかファイルに保存するオプション
構造体
モデル スライサー構成のオプションを含む構造体。slsliceroptions
は、オプション オブジェクト opts
を定義します。
データ型: struct
プロパティ
Name
— 構成名
事前に構成された値 (既定値) | character vector
モデル スライサー構成の名前。
Description
— 構成の説明
空 (既定値) | character vector
モデル スライサー構成の説明。
SignalPropagation
— 依存関係の分析の方向
空 (既定値) | upstream
| downstream
bidirectional
依存関係の分析の方向。
Color
— 強調表示の色
事前構成済み (既定値) | R
| B
G
機能の依存関係の強調表示の色。
DeadLogicFile
— slslicex
ファイルの場所
空 (既定値) | character vector
デッド ロジック データを含む slslicex
ファイルの場所。
UseDeadLogic
— デッド ロジック解析を指定
false
(既定値) | boolean
解析でデッド ロジックの要素を除外する必要があるかどうかを指定するフラグ。
CoverageFile
— slslicex
ファイルの場所
空 (既定値) | character vector
シミュレーション データを含む slslicex
ファイルの場所。
UseTimeWindow
— シミュレーション時間枠の解析を指定
false
(既定値) | Boolean
解析でシミュレーション時間枠情報を使用する必要があるかどうかを指定するフラグ。
SliceComponent
— スライス コンポーネントを指定
empty
(既定値) | Struct
スライス コンポーネントとして追加するモデル ブロックまたはサブシステム。
Constraint
— 制約モデル要素
empty
(既定値) | Struct
制約として追加するモデル要素。
ExclusionPoint
— 除外点モデル要素
empty
(既定値) | Struct
除外点として指定するモデル要素。
StartingPoint
— 開始点モデル要素
empty
(既定値) | Struct
開始点として追加するモデル要素。
InlineOptions.Libraries
— スライス化されたライブラリ内のモデル要素をインライン化
True
(既定値) | Boolean
スライス モデルにあるスライス化されたライブラリ内のモデル項目をインライン化して、ライブラリ リンクを維持するかどうかを指定します。
InlineOptions.ModelBlocks
— スライス モデル内の参照モデルからのモデル要素をインライン化
True
(既定値) | Boolean
スライス モデル内の Model ブロックによって参照されるモデルからのモデル項目をインライン化して Model ブロックを削除するかどうかを指定します。
InlineOptions.Masks
— スライス モデルにあるスライス化されたマスク サブシステム内のモデル要素をインライン化
True
(既定値) | Boolean
スライス モデルにあるスライス化されたマスク サブシステム内のモデル要素をインライン化して、スライス モデルでマスクを維持するかどうかを指定します。
InlineOptions.Variants
— アクティブなバリアントからスライス モデル内にモデル要素をインライン化
True
(既定値) | Boolean
アクティブなバリアントからスライス モデルにモデル項目をインライン化してバリアントを削除するかどうかを指定します。
InlineOptions.SubsystemReferences
— サブシステム参照内容をインライン化
True
(既定値) | Boolean
スライス モデルでサブシステム参照の内容をインライン化するかどうかを指定します。
SliceOptions.ExtendSubsystems
— スライス モデルで自明なサブシステムを展開
True
(既定値) | Boolean
スライス モデルで自明なサブシステムを展開してサブシステム境界を設定します。
SliceOptions.RootLevelInterfaces
— スライス モデルでルートレベルの端子を保持
True
(既定値) | Boolean
スライス モデルでルートレベルの入出力端子を保持します。
SliceOptions.SignalObservers
— スライス モデルで信号オブザーバーを保持
False
(既定値) | Boolean
Scope ブロック、Display ブロックおよび Test Condition ブロックなどの信号オブザーバーをスライス モデルで保持します。
メソッド
パブリック メソッド
ActiveBlocks | Returns the active non-virtual block handles |
activate | 解析用にモデルをアクティブ化 |
addConstraint | Switch ブロックまたは Multiport Switch ブロックおよび Stateflow ステートまたは遷移に関する制約を追加する |
addExclusionPoint | ブロック ハンドル、ブロック パス、または Simulink 識別子 (SID) をスライス除外点として追加する |
addSliceComponent | モデルまたはサブシステムをスライス コンポーネントとして追加する |
addStartingPoint | Add block handles, block paths, bus elements, or Simulink Identifiers (SID) as starting point |
highlight | モデルの強調表示を更新する |
refineDeadLogic | Updates the model highlighting with dead logic refinement |
removeConstraint | モデル スライスから制約を削除する |
removeDeadLogic | Removes the dead logic refinement |
removeExclusionPoint | Removes the exclusion point from the model slice |
removeSliceComponent | Removes the slice component from the model slice |
removeStartingPoint | Remove starting point for model slice |
report | Generate web report for the model |
simulate | 時間 "t1" から時間 "t2" まで動的スライスのテスト ケースをシミュレートする |
slice | モデルの強調表示からスライス モデルを作成 |
terminate | Discards the analysis data and reverts the model highlighting (invoked when the object goes out of scope) |
unlock | モデルの強調表示を維持しながら解析データを破棄する |
例
開始点の追加およびモデル スライスの強調表示
新しい開始点をアクティブなモデル スライサー構成に追加してから、モデルを強調表示します。
1.sldvSliceClimateControlExample
モデル例を開きます。
open_system('sldvSliceClimateControlExample');
2.slslicer
を使用して、モデルのモデル スライサー構成オブジェクトを作成します。
obj = slslicer('sldvSliceClimateControlExample');
3.モデル スライサーのスライス強調表示モードをアクティブにし、モデルをコンパイルして依存関係の分析用にモデル スライスを準備します。
activate(obj);
Consider turning on Fast Restart before launching Model Slicer for simulation based workflows. Do not show again.
4.Out1
出力端子ブロックを開始点として追加し、モデル スライスを強調表示します。
addStartingPoint(obj,'sldvSliceClimateControlExample/Out1');
highlight(obj);
開始点より上流でシミュレーション中にアクティブなモデルの領域が強調表示されます。
5.モデル強調表示モードを終了し、解析データを破棄します。
terminate(obj);
バージョン履歴
R2015b で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
Select a Web Site
Choose a web site to get translated content where available and see local events and offers. Based on your location, we recommend that you select: .
You can also select a web site from the following list:
How to Get Best Site Performance
Select the China site (in Chinese or English) for best site performance. Other MathWorks country sites are not optimized for visits from your location.
Americas
- América Latina (Español)
- Canada (English)
- United States (English)
Europe
- Belgium (English)
- Denmark (English)
- Deutschland (Deutsch)
- España (Español)
- Finland (English)
- France (Français)
- Ireland (English)
- Italia (Italiano)
- Luxembourg (English)
- Netherlands (English)
- Norway (English)
- Österreich (Deutsch)
- Portugal (English)
- Sweden (English)
- Switzerland
- United Kingdom (English)