既存のモデルの参照
別のモデル内の Model ブロックから参照されたときに、モデルは "参照モデル" になります。いずれのモデルも参照モデルとして機能でき、また個別のモデルとしても継続して機能します。
別のモデル内の既存のモデルを参照するには、次のようにします。
参照するモデルを含むフォルダーが MATLAB® パス上にない場合、MATLAB パス上にそのフォルダーを追加します。詳細については、MATLAB 検索パスとはを参照してください。
モデルの階層構造でモデルを最大 1 回参照する場合は、参照モデルのコンフィギュレーション セットで [最上位モデルごとに可能なインスタンスの総数] を
[1]
に設定します。それ以外の場合は、既定値の[複数]
を使用します。この場合、モデルの階層構造でモデルを複数回参照できます。別のモデルを参照するには、Model ブロックを追加します。当初、新しいブロックは参照するモデルを指定しないため、関連付けられていません。
[ブロック パラメーター] ダイアログ ボックスを開くには、未解決の Model ブロックをダブルクリックします。
[モデル名] テキスト ボックスに参照するモデルの名前を入力します。名前に含まれる文字数は、ファイル拡張子を除いて 60 文字未満でなければなりません。
[OK] をクリックします。
Model ブロックの端子の接続
Model ブロックには、参照モデルのルートレベルにある入力端子と出力端子のそれぞれに対する端子が表示されます。Model ブロックの端子に信号を接続する際には、参照モデルの対応する端子に信号を接続します。
参照モデルの端子により、Model ブロックでサポートされる接続が決まります。たとえば、端子に応じて、データ型が uint8
のバスまたは信号が必要になることがあります。
モデル参照インターフェイスの詳細については、モデル参照インターフェイスの定義を参照してください。
Model ブロックのパラメーターの構成
Model ブロックのパラメーターを使用して以下を指定できます。
シミュレーション モード
コード インターフェイス
初期化イベント、再初期化イベント、リセット イベント、終了イベントなどのモデル イベント
周期的イベント端子またはスケジュール エディターによるスケジューリング
モデル引数のインスタンス固有パラメーター値
ローカル ソルバー
ブロック パラメーターとそれらがサポートする値の詳細については、Model を参照してください。
Model ブロックが別のモデルを参照している場合、その Model ブロックをダブルクリックすると、[ブロック パラメーター] ダイアログ ボックスではなく参照モデルが開きます。
ブロック パラメーターにアクセスするには、Model ブロックを選択します。その後、プロパティ インスペクターまたは [ブロック パラメーター] ダイアログ ボックスを開きます。
プロパティ インスペクター — Simulink® ツールストリップの [モデル化] タブにある [設計] ギャラリーで [プロパティ インスペクター] を選択します。
[ブロック パラメーター] ダイアログ ボックス — Simulink ツールストリップの [Model ブロック] タブで [ブロック パラメーター] をクリックします。