ブロックの実行順序の優先順位の設定
この例では、モデルにおけるブロックの相対的な実行優先順位がブロックの実行順序にどのように影響するかを示します。モデル例では Triggered Subsystem が 3 つ使用されています。各サブシステムに、モデル内の他のサブシステムとの相対的な実行優先順序を示す整数値が割り当てられています。[優先順位] の値が小さいほど、実行優先順位が高いことを示します。現在の構成では、ブロック注釈で示されているとおり、優先順位は [1 2 3
] に設定されています。優先順位を別の値に設定し、実行順序にどのように影響するかを確認できます。
Triggered Subsystem の実行優先順位の構成を確認するには、ブロックを右クリックし、[プロパティ] を選択して [ブロック パラメーター] ダイアログ ボックスを開きます。ダイアログ ボックスで [実行順序] が Based on priority
に設定されていることを確認します。[優先順位] フィールドにブロックの優先順位の値が表示されます。
マスク パラメーター Priority order
の値を変更することで、すべてのブロックの実行優先順位を一度に変更できます。実行優先順位を変更するために、マスク サブシステム Set Block Priority
をダブルクリックし、[優先順位] の値 ([2 1 3]
) を選択します。
モデルを保存します。モデルを再度シミュレートし、実行順序の変化を確認します。それぞれの Triggered Subsystem に spriorityfcn.m
という名前の S-Function が含まれており、サブシステムが実行されるたびにブロックがその実行順序に基づいて色で強調表示されます。
参考
Triggered Subsystem | Level-2 MATLAB S-Function | S-Function