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libinfo

モデルにより参照されるライブラリ ブロックに関する情報を取得

    説明

    libdata = libinfo(modelName) は、モデル modelName とそのサブシステムや参照モデルで参照されているライブラリ ブロックについて記述した構造体の配列 libdata を返します。

    libdata = libinfo(modelName,Name=Value) は、1 つ以上の名前と値の引数を使用して、ライブラリ ブロックを検索する検索条件を指定します。たとえば、Subsystem ブロックであるライブラリ ブロックを返すには、blocktype"SubSystem" に設定します。

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    特定のモデルで使用されているすべてのライブラリ ブロックについて、ブロック パス、ライブラリ名、ライブラリ パス、リンク ステータスを含む情報を取得します。

    モデルを読み込みます。

    model = "sldemo_fuelsys";
    load_system(model);

    モデルで参照されているライブラリ ブロックについての詳細を取得します。

    libdata = libinfo(model)
    libdata=5×1 struct array with fields:
        Block
        Library
        ReferenceBlock
        LinkStatus
    
    

    モデル内のライブラリ ブロック インスタンスのパスを取得します。

    {libdata(:).Block}'
    ans = 5×1 cell
        {'sldemo_fuelsys/Engine Gas Dynamics/Mixing & Combustion/System Lag'}
        {'sldemo_fuelsys/Throttle↵Command'                                  }
        {'sldemo_fuelsys/To Controller/Sensor Info'                         }
        {'sldemo_fuelsys/fuel_rate_control/airflow_calc/Enumerated↵Constant'}
        {'sldemo_fuelsys/fuel_rate_control/validate_sample_time/CheckRange' }
    
    

    特定のモデルで使用されている特定のライブラリ ブロックについて、ブロック パス、ライブラリ名、ライブラリ パス、リンク ステータスを含む情報を取得します。

    モデルを読み込みます。

    model = "sldemo_fuelsys";
    load_system(model);

    モデルで参照されている特定のライブラリ バージョンのライブラリ ブロックについての詳細を取得します。

    libdata = libinfo(model,libraryversion="14.0")
    libdata = 
    
      0×0 empty struct array with fields:
    
        Block
        Library
        ReferenceBlock
        LinkStatus
    

    入力引数

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    参照されているライブラリ ブロックを検索するモデルの名前またはハンドル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

    例: "sldemo_fuelsys"

    データ型: char | string

    名前と値の引数

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    オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

    例: libinfo("sldemo_fuelsys",blocktype="SubSystem",LibraryVersion="7.1") は、モデル sldemo_fuelsys で参照されている、バージョン番号 7.1 のライブラリの Subsystem ブロックについての詳細を返します。

    find_system で使用できる任意の名前と値の引数を指定できます。

    モデルで検索するライブラリ ブロックのタイプ。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

    例: blocktype="SubSystem"

    ブロックを検索するライブラリのバージョン番号。数値スカラーとして指定します。LibraryVersion はリンクが作成された時点のライブラリの ModelVersion です。モデルのバージョンについては、モデル バージョンの管理とモデル プロパティの指定を参照してください。

    例: LibraryVersion="7.1"

    マスク サブシステム内を検索するオプション。次の値のいずれかとして指定します。

    • "all" — すべてのマスク サブシステムを検索に含めます。

    • "none" — すべてのマスク サブシステムを検索でスキップします。

    • "graphical" — アイコン描画コマンドのみを含むマスク サブシステムを検索に含め、ワークスペース、ダイアログ、ヘルプ文字列、ユーザー インターフェイス (UI) 要素があるマスク サブシステムは除外します。

    • "functional" — アイコン描画コマンドまたはマスク初期化コマンドのいずれかをもつマスク サブシステムを検索に含め、パラメーター、説明、ヘルプ文字列、UI 要素があるマスク サブシステムは除外します。

    例: LookUnderMasks="none"

    ライブラリ ブロックまでリンクをたどるオプション。"on" または "off" として指定します。

    出力引数

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    モデルで参照されているライブラリ ブロックについて記述した構造体の配列。各構造体には次のフィールドがあります。

    Blockモデル内のライブラリ ブロック インスタンスのパス。
    Library参照されているブロックのソース ライブラリの名前。
    ReferenceBlockソース ライブラリ内のライブラリ ブロックのパス。
    LinkStatusモデルとソース ライブラリのライブラリ ブロック インスタンス間の現在のリンク ステータス。LinkStatus パラメーターの値の詳細については、リンク ステータスを参照してください。

    代替方法

    Simulink® ライブラリ ブラウザーでリンク付きブロックの親ライブラリを参照するには、Simulink エディターでリンク付きブロックを右クリックして [ライブラリ リンク][ライブラリ ブラウザーに移動] を選択します。このオプションは、ライブラリ ブラウザーに追加されたすべてのライブラリで利用できます。

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入