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Detect Fall Nonpositive

信号値が非正の値に減少し、前の値が厳密に正であったときに、立ち下がりエッジを検出

  • Detect Fall Nonpositive block

ライブラリ:
Simulink / Logic and Bit Operations

説明

Detect Fall Nonpositive ブロックは入力がゼロ以下であり、前の値がゼロより大きかったかどうかを判断します。

  • 入力信号がゼロ以下で、前の値がゼロより大きい場合、出力は true (1) です。

  • 入力信号がゼロより大きい場合、または入力信号が非正であり、前の値も非正である場合、出力は false (0) です。

このブロックは離散サンプル時間のみをサポートしています。

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この例では、Detect Fall Nonpositive ブロックを使用して入力信号で立ち下がりエッジを検出する方法を示します。ブロックは、信号値が厳密な正の値から非正の値に減少したときに、立ち下がりエッジを検出します。この例では、Detect Fall Nonpositive ブロックの [初期条件]1 に設定されます。つまり、論理式 U/z <= 0 は true に評価され、ブロックは入力信号の初期値が非正の値であると想定します。

端子

入力

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入力信号。スカラー、ベクトルまたは行列として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point

出力

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立ち下がりエッジを検出する出力信号。スカラー、ベクトルまたは行列として指定します。

  • 入力信号がゼロ以下で、前の値がゼロより大きい場合、出力は true (1) です。

  • 入力信号がゼロより大きい場合、または入力信号が非正であり、前の値も非正である場合、出力は false (0) です。

データ型: uint8 | Boolean

パラメーター

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boolean 式 U/z <= 0 の初期条件を設定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: vinit
型: 文字ベクトル
値: スカラー | ベクトル | 行列
既定の設定: '0'

ブロックでサンプルベースかフレームベースのどちらの処理を実行するかを指定します。

  • チャネルとしての列 (フレーム ベース) — 入力の各列を独立したチャネルとして扱います (フレームベースの処理)。

    メモ

    フレームベースの処理には、DSP System Toolbox™ のライセンスが必要になります。

    詳細については、サンプルベースおよびフレームベースの概念 (DSP System Toolbox)を参照してください。

  • チャネルとしての要素 (サンプル ベース) — 入力の各要素を独立したチャネルとして扱います (サンプルベースの処理)。

[入力処理] を使って、ブロックでサンプルベースかフレームベースのどちらの処理を実行するかを指定します。これらの 2 つの処理モードの詳細については、サンプルベースおよびフレームベースの概念 (DSP System Toolbox)を参照してください。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: InputProcessing
: 文字ベクトル
: 'Columns as channels (frame based)' | 'Elements as channels (sample based)'
既定の設定: 'Elements as channels (sample based)'

出力データ型を boolean または uint8 として指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: OutDataTypeStr
型: 文字ベクトル
値: 'boolean' | 'uint8'
既定の設定: 'boolean'

ブロックの特性

データ型

Boolean | double | fixed point | integer | single

直達

はい

多次元信号

はい

可変サイズの信号

はい

ゼロクロッシング検出

いいえ

拡張機能

PLC コード生成
Simulink® PLC Coder™ を使用して構造化テキスト コードを生成します。

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2006a より前に導入