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invfreqs
周波数応答データからの連続時間フィルター パラメーターの同定
構文
説明
例
入力引数
出力引数
ヒント
高周波数を使用して高次モデルを作成するときには、a
および b
に良い条件の値を取得するために、w
に存在する最も高い周波数の 1/2 などの係数で除算して周波数をスケーリングすることが重要です。これは、時間の再スケーリングと対応します。
アルゴリズム
既定の設定では、invfreqs
では方程式誤差法を使用して、データに対する最適なモデルが同定されます。これは、以下の式で b
と a
を求めます。
ここでは、線形方程式系を作成し、MATLAB® の \
演算子で解くことにより、b と a を求めます。ここでは、A(w(k)) と B(w(k)) は、それぞれ周波数 w(k) における多項式 a
と b
のフーリエ変換です。n は周波数点 (h
と w
の長さ) の数です。このアルゴリズムは、Levi (参考文献[1]) に基づいています。この文献には、いくつかの変形が提案されていますが、高周波数に対する重み関数 wt
の考慮があまりなされていません。
優れた (出力誤差) アルゴリズムでは、初期推定値として最初のアルゴリズムの出力が使用され、反復探索 ([2] 参照) に対して、減衰付きガウス-ニュートン法が使用されます。この方法では、実際の周波数応答点と希望の周波数応答点の間の二乗誤差の重み付き和を最小化するという、直接的な問題を解けます。
参照
[1] Levi, E. C. “Complex-Curve Fitting.” IRE Trans. on Automatic Control. Vol. AC-4, 1959, pp. 37–44.
[2] Dennis, J. E., Jr., and R. B. Schnabel. Numerical Methods for Unconstrained Optimization and Nonlinear Equations. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1983.
バージョン履歴
R2006a より前に導入