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dpssdir

離散扁長回転楕円体列のデータベース ディレクトリを管理する

説明

dpssdir では、dpss.mat に保存されているシーケンスのディレクトリが一覧表示されます。dpsssave を使用して DPSS MAT ファイル データベースを作成します。

dpssdir(seqLength) では、長さ seqLength で保存されているシーケンスが一覧表示されます。

dpssdir(timeHalfBW,"NW") では、時間-半帯域積が timeHalfBW で保存されているシーケンスが一覧表示されます。

dpssdir(seqLength,timeHalfBW) では、長さが seqLength で、時間-半帯域積が timeHalfBW で保存されているシーケンスが一覧表示されます。

index = dpssdir(___) は、DPSS データベースを記述する構造体配列 index を返します。フィルター処理された index を生成するには、前の構文と同様に seqLength オプションと timeHalfBW オプションを渡します。

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DPSS 列を作成および管理します。

4 つのスレピアン列を生成します。各シーケンスには、それぞれ 128 個、64 個、256 個、および 64 個のサンプルがあります。対応する時間-半帯域積は、1、2、3、および 4 です。

sL = [128 64 256 64]; % Segment length
tHBW = 1:length(sL); % Time-half-bandwidth product
for k=1:length(sL)
    [dpsSeq,lambda] = dpss(sL(k),tHBW(k));
    dpsssave(tHBW(k),dpsSeq,lambda);
end

dpss.mat ファイルからスレピアン列のすべてのデータベースを一覧表示します。

dpssdir
File: C:\Example\dpss.mat
    N     NW    Variable names
   ---   ----  ----------------
     64  2.00  E2, V2
         4.00  E4, V4
    128  1.00  E1, V1
    256  3.00  E3, V3

dpss.mat ファイルから 64 個のスレピアン列を含むデータベースを一覧表示します。

dpssdir(64)
File: C:\Example\dpss.mat
    N     NW    Variable names
   ---   ----  ----------------
     64  2.00  E2, V2
         4.00  E4, V4

時間-半帯域積が 2 であるデータベースを一覧表示します。

dpssdir(2,"nw")
File: C:\Example\dpss.mat
    N     NW    Variable names
   ---   ----  ----------------
     64  2.00  E2, V2

256 個のスレピアン列をもち、時間-半帯域積が 3 であるデータベースを一覧表示します。

dpssdir(256,3)
File: C:\Example\dpss.mat
    N     NW    Variable names
   ---   ----  ----------------
    256  3.00  E3, V3

dpss.mat ファイルから、スレピアン列のすべてのデータベースのインデックス構造を表示します。

index = dpssdir
index=1×3 struct array with fields:
    N
    wlist

入力引数

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列の長さ。正の整数として指定します。

データ型: single | double

時間-半帯域積。正のスカラーで指定します。この引数は seqLength/2 より小さくなければなりません。

データ型: single | double

出力引数

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DPSS データベースのインデックス。struct 配列として返されます。

  • index を返すように指定し、入力引数を指定しない場合、dpssdir 関数は、dpss.mat ファイル内の index 変数を返します。

  • index を返すように指定し、入力引数を指定した場合、dpssdir 関数は、seqLengthtimeHalfBW の値に基づいて、dpss.mat ファイル内の index 変数をフィルター処理して得られたサブセットを返します。

  • index を返すように指定しない場合、dpssdir は、dpss.mat ファイル内の index 変数を読み取り、次の列を含む table を返します。

    • N — シーケンス長。

    • NW — 時間-半帯域積。

    • Variable namesn 個のスレピアン列をもつ DPSS データベースに含まれるスレピアン列 (E1E2、…、En) とそれに対応する周波数領域エネルギー集中率 (V1V2、…、Vn) を表す変数名。

詳細については、DPSS MAT ファイル データベースの構造を参照してください。

詳細

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バージョン履歴

R2006a より前に導入