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cpsd
クロス パワー スペクトル密度
構文
説明
では、スペクトル推定の平均修正ピリオドグラム法であるウェルチ法を使用して、2 つの離散時間信号 pxy
= cpsd(x
,y
)x
と y
のクロス パワー スペクトル密度 (CPSD) が推定されます。
x
とy
の両方がベクトルの場合、それらは同じ長さでなければなりません。信号の 1 つが行列でもう 1 つがベクトルの場合は、ベクトルの長さが行列の行数と等しくなければなりません。関数はベクトルを展開し、列ごとのクロス パワー スペクトル密度推定の行列を返します。
x
とy
が同じ行数だが異なる列数をもつ行列の場合、cpsd
は、入力列のすべての組み合わせに対するクロス パワー スペクトル密度推定を含む 3 次元配列pxy
を返します。pxy
の各列はx
の列に対応し、各ページはy
の列に対応します (pxy(:,m,n) = cpsd(x(:,m),y(:,n))
)。x
とy
が等しいサイズの行列の場合、cpsd
は列方向に動作します (pxy(:,n) = cpsd(x(:,n),y(:,n))
)。多入力/多出力配列を取得するには、引数リストに'mimo'
を追加します。
x
と y
が実数の場合、cpsd
は片側 CPSD を返します。x
または y
が複素数の場合は、cpsd
は両側 CPSD を返します。
出力引数を設定せずに cpsd(___)
を使用すると、現在の Figure ウィンドウにクロス パワー スペクトル密度推定がプロットされます。
例
入力引数
出力引数
詳細
アルゴリズム
cpsd
では、スペクトル推定にウェルチの平均修正ピリオドグラム法が使用されます。
参照
[1] Oppenheim, Alan V., Ronald W. Schafer, and John R. Buck. Discrete-Time Signal Processing. 2nd Ed. Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall, 1999.
[2] Rabiner, Lawrence R., and B. Gold. Theory and Application of Digital Signal Processing. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 1975, pp. 414–419.
[3] Welch, Peter D. “The Use of the Fast Fourier Transform for the Estimation of Power Spectra: A Method Based on Time Averaging Over Short, Modified Periodograms.” IEEE® Transactions on Audio and Electroacoustics, Vol. AU-15, June 1967, pp. 70–73.
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バージョン履歴
R2006a より前に導入