fminsearch
導関数を使用せず制約なし多変数関数の最小値を求める
構文
説明
例
入力引数
出力引数
ヒント
fminsearch
は実数上でのみ最小化します。すなわち、x は実数のみで構成され、f(x) は実数のみを返さなければなりません。x に複素数値があるときには、x を実数部と虚数部に分ける必要があります。fminsearch
を使用して微分不可能な問題を解いたり、不連続点を扱ったりすることもできます。特に解析の傍で不連続点が生じない場合です。fminsearch
は一般的に、特に 2 次を超える次元の問題に対して効率がfminunc
より劣ります。しかし問題が不連続の場合、fminsearch
はfminunc
よりロバストになります。fminsearch
は、二乗和すなわち次の形式の問題の推奨ソルバーではありません。代わりに、
lsqnonlin
を使用してください。この関数はこの形式の問題の最適化を行う関数です。
アルゴリズム
fminsearch
は、Lagarias らのシンプレックス探索法 [1] を使用します。これは fminunc
のように数値勾配または解析勾配を使用しない直接探索法です。このアルゴリズムは、fminsearch アルゴリズム で詳しく説明します。アルゴリズムが局所的最小値に収束するという保証はありません。
代替機能
アプリ
[最適化] ライブ エディター タスクが fminsearch
にビジュアル インターフェイスを提供します。
参照
[1] Lagarias, J. C., J. A. Reeds, M. H. Wright, and P. E. Wright. “Convergence Properties of the Nelder-Mead Simplex Method in Low Dimensions.” SIAM Journal of Optimization. Vol. 9, Number 1, 1998, pp. 112–147.
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入