zeros
すべての要素が 0 の配列の作成
構文
説明
X = zeros
はスカラー 0
を返します。
X = zeros(
は、sz1,...,szN
)sz1
x ... x szN
のゼロの配列を返します。ここで sz1,...,szN
はそれぞれの次元のサイズを示します。たとえば、zeros(2,3)
は 2 行 3 列の行列を返します。
例
ゼロの行列
3 次元のゼロの配列
既存の配列からサイズをクローン
既存の配列と同じサイズのゼロの配列を作成します。
A = [1 4; 2 5; 3 6]; sz = size(A); X = zeros(sz)
X = 3×2
0 0
0 0
0 0
上記の 2 行のコードを 1 行にまとめた一般的なパターンを次に示します。
X = zeros(size(A));
ゼロのデータ型の指定
要素が 32 ビット符号なしの整数である 1 行 3 列のゼロのベクトルを作成します。
X = zeros(1,3,'uint32')
X = 1x3 uint32 row vector
0 0 0
class(X)
ans = 'uint32'
既存の配列から実数/複素数をクローン
既存の配列のように、実数値ではなく複素数のスカラー 0
を作成します。
最初に、複素数ベクトルを作成します。
p = [1+2i 3i];
p
のような複素数であるスカラー 0
を作成します。
X = zeros('like',p)
X = 0.0000 + 0.0000i
既存の配列からスパース性をクローン
10 行 10 列のスパース行列を作成します。
p = sparse(10,10,pi);
p
のようなスパースである 2 行 3 列のゼロの行列を作成します。
X = zeros(2,3,'like',p)
X = All zero sparse: 2x3
既存の配列からサイズとデータ型をクローン
8 ビット符号なし整数の 2 行 3 列の配列を作成します。
p = uint8([1 3 5; 2 4 6]);
p
とサイズおよびデータ型が同じであるゼロの配列を作成します。
X = zeros(size(p),'like',p)
X = 2x3 uint8 matrix
0 0 0
0 0 0
class(X)
ans = 'uint8'
分散配列をクローン
Parallel Computing Toolbox™ を利用できる場合、基となるデータ型に int8
を指定して、1000 行 1000 列のゼロの分散配列を作成します。distributed
データ型の場合、'like'
構文は、主なデータ型に加えて基となるデータ型もクローンします。
p = zeros(1000,'int8','distributed');
Starting parallel pool (parpool) using the 'local' profile ... connected to 6 workers.
サイズ、主なデータ型および基となるデータ型が p
と同じであるゼロの配列を作成します。
X = zeros(size(p),'like',p);
class(X)
ans = 'distributed'
underlyingType(X)
ans = 'int8'
入力引数
n
— 正方行列のサイズ
整数値
正方行列のサイズ。整数値として指定します。
n
が0
の場合、X
は空の行列です。n
が負の場合、0
として扱われます。
データ型: double
| single
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
sz1,...,szN
— 各次元のサイズ (個別の引数として指定)
整数値
各次元のサイズ。整数値の個別の引数として指定します。
いずれかの次元のサイズが
0
の場合、X
は空の配列です。いずれかの次元のサイズが負の場合、そのサイズは
0
として扱われます。2 番目より後の次元のサイズが
1
の場合、それらの次元はzeros
で無視されます。たとえば、zeros(3,1,1,1)
は 3 行 1 列のゼロのベクトルを生成します。
データ型: double
| single
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
sz
— 各次元のサイズ (行ベクトルとして指定)
整数値
各次元のサイズ。整数値の行ベクトルとして指定します。このベクトルの各要素は対応する次元のサイズを示します。
いずれかの次元のサイズが
0
の場合、X
は空の配列です。いずれかの次元のサイズが負の場合、そのサイズは
0
として扱われます。2 番目より後の次元のサイズが
1
の場合、それらの次元はzeros
で無視されます。たとえば、zeros([3 1 1 1])
は 3 行 1 列のゼロのベクトルを生成します。
例: sz = [2 3 4]
は、2 x 3 x 4 の配列を作成します。
データ型: double
| single
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
typename
— 作成するデータ型 (クラス)
'double'
(既定値) | 'single'
| 'logical'
| 'int8'
| 'uint8'
| ...
作成するデータ型 (クラス)。'double'
、'single'
、'logical'
、'int8'
、'uint8'
、'int16'
、'uint16'
、'int32'
、'uint32'
、'int64'
、'uint64'
のいずれかとして指定するか、zeros
をサポートする別のクラスの名前を指定します。
p
— 作成する配列のプロトタイプ
配列
作成する配列のプロトタイプ。配列として指定します。
データ型: double
| single
| logical
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
複素数のサポート: あり
拡張機能
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
次元は非負の実数の整数でなければなりません。
GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
次元は非負の実数の整数でなければなりません。
HDL コード生成
HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための Verilog および VHDL のコードを生成します。
次元は非負の実数の整数でなければなりません。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
使用上の注意事項および制限事項:
typename
を'gpuArray'
として指定できます。typename
を'gpuArray'
として指定する場合、配列の基となる型は既定ではdouble
になります。基となる型が
datatype
の GPU 配列を作成するには、typename
の前に追加の引数として基となる型を指定します。たとえば、X = zeros(3,datatype,'gpuArray')
は、基となる型がdatatype
の 0 から成る 3 行 3 列の GPU 配列を作成します。基となる型
datatype
は次のオプションのいずれかとして指定できます。'double'
'single'
'logical'
'int8'
'uint8'
'int16'
'uint16'
'int32'
'uint32'
'int64'
'uint64'
数値変数
p
についても、gpuArray
として指定できます。p
をgpuArray
として指定する場合、返される配列の基となる型はp
と同じになります。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
使用上の注意事項および制限事項:
typename
を'codistributed'
または'distributed'
として指定できます。typename
を'codistributed'
または'distributed'
として指定する場合、返される配列の基となる型は既定ではdouble
になります。基となる型が
datatype
の分散配列または対話型分散配列を作成するには、typename
の前に追加の引数として基となる型を指定します。たとえば、X = zeros(3,datatype,'distributed')
は、基となる型がdatatype
の 0 から成る 3 行 3 列の分散行列を作成します。基となる型
datatype
は次のオプションのいずれかとして指定できます。'double'
'single'
'logical'
'int8'
'uint8'
'int16'
'uint16'
'int32'
'uint32'
'int64'
'uint64'
p
についても、codistributed
またはdistributed
の配列として指定できます。p
をcodistributed
またはdistributed
の配列として指定する場合、返される配列の基となる型はp
と同じになります。codistributed
の追加の構文の詳細については、zeros (codistributed)
(Parallel Computing Toolbox) を参照してください。
詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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