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whitespaceBoundary

空白文字と空白文字以外の文字の間にある境界に一致する

R2020b 以降

説明

pat = whitespaceBoundary は、一連の空白文字の先頭または末尾に一致するパターンを作成します。whitespaceBoundary は、~ 演算子を使用して否定できます。否定した場合、~whitespaceBoundary は、一連の空白の先頭または末尾を除く、任意の 2 つの文字の間にある境界に一致します。

pat = whitespaceBoundary(type) は、一連の空白の先頭と末尾のどちらに一致させるかを指定します。type は、'start''end''either' (既定値) のいずれかです。

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whitespaceBoundary を使用して、空白の境界に沿って string を分割します。このパターンは、空白文字と空白文字以外の文字の間にある境界に一致します。

任意の空白の境界に一致するパターンを作成します。

txt = "123 abc .?! def 456";
pat = whitespaceBoundary ;

replace を使用して、一致した境界に "|" 文字を挿入します。

replace(txt,pat,"|")
ans = 
"123| |abc| |.?!| |def| |456"

whitespaceBoundary"start" オプションと "end" オプションを使用して、空白と空白以外の文字の間にある境界に一致させます。

複数の種類の文字を含む string を作成します。空白の "end" 境界と "start" 境界の間にある任意の文字に一致するパターンを作成します。

txt = "123 abc .?! def 456";
pat = whitespaceBoundary("end") + wildcardPattern(1,inf) + whitespaceBoundary("start");

パターンを抽出します。

boundaries = extract(txt,pat)
boundaries = 3x1 string
    "abc"
    ".?!"
    "def"

~ 演算子を使用して、whitespaceBoundary を否定します。これは、2 つの文字が両方空白文字であるか、またはどちらも空白文字でない場合に、その 2 つの文字の間にある境界に一致します。

複数の種類の文字を含む string を作成します。否定された whitespaceBoundary に一致するパターンを作成します。

txt = "123 abc .?!";
pat = ~whitespaceBoundary;

replace を使用して、"|" 文字を挿入し、~whitespaceBoundary の一致箇所を示します。

boundaries = replace(txt,pat,"|")
boundaries = 
"|1|2|3 a|b|c .|?|!|"

入力引数

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境界タイプ。'start''end' または 'either' として指定します。

データ型: char | string

出力引数

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パターン式。patternオブジェクトとして返されます。

詳細

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定義

"空白" は、横方向または縦方向のスペースを表す、任意の文字または文字列です。空白文字は、レンダリング時に表示されているマークには対応しませんが、通常、ページの一定の領域を占めます。一般的な空白文字には次のものがあります。

有意の空白文字

説明

char(32)

標準の空白文字、' '

char(133)

改行

char(160)

改行しないスペース

char(8199)

フィギュア スペース

char(8239)

幅の狭い改行しないスペース

詳細については、Whitespace character を参照してください。

拡張機能

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2020b で導入