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uihtml
説明
h = uihtml
は、HTML UI コンポーネントを新しい Figure 内に作成し、HTML
UI コンポーネント オブジェクトを返します。MATLAB® は関数 uifigure
を呼び出して新しい Figure を作成します。
関数 uihtml
を使用すると、HTML、JavaScript®、または CSS のコンテンツをアプリに組み込み、サードパーティ ライブラリと連動して、ウィジェット、データ可視化などのコンテンツを表示できます。すべてのサポート ファイル (HTML、JavaScript、CSS、イメージなど) は、ローカル ファイル システムがアクセスできる場所に保存しなければなりません。
h = uihtml(
は、指定された親コンテナー内に HTML UI コンポーネントを作成します。親には、関数 parent
)uifigure
を使用して作成された Figure
オブジェクト、またはそのいずれかの子コンテナーを指定できます。
h = uihtml(___,
は、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用して、HTML UI コンポーネントのプロパティを指定します。たとえば、Name,Value
)'HTMLSource','timepicker.html'
は、HTML ソースを指定の HTML ファイルに設定します。
例
入力引数
制限
関数
uihtml
を使用して、URL の Web のリソースにリンクしたり、外部 Web ページからのアプリケーションを組み込んだりすることはできません。HTMLSource
プロパティに指定する HTML ファイルは、Content Delivery Network (CDN) を使用してサードパーティの JavaScript ライブラリにアクセスすることができません。ライブラリは、ローカル ファイル システムがアクセスできる場所に保存してください。JavaScript 、CSS などの一般的な Web ファイル タイプは、
HTMLSource
プロパティに指定した HTML ファイルから参照できますが、他の Web ファイル タイプはサポートされていない可能性があります。コンポーネント コードが使用するサポート ファイルは、
HTMLSource
プロパティに指定した HTML ファイルを含むフォルダー、またはそのフォルダーのサブフォルダーになければなりません。コンテンツは HTML UI コンポーネントの範囲をオーバーフローすることができません。ポップアップ ウィジェットなどの動的なコンテンツを作成している場合は、HTML UI コンポーネントのサイズを、ポップアップが開いた状態でウィジェットを表示できる十分な大きさにします。
MATLAB デスクトップでは、Web プラグインなど特定の HTML 機能と、Web カメラまたはマイクへのアクセスはサポートされません。
HTMLSource
プロパティを、ファイル名の末尾にクエリ パラメーターが付加された HTML ファイルに設定することはできません。回避方法としては、これらのパラメーターをhtmlComponent.Data
で設定してください。matlab:
演算をもつハイパーリンクはサポートされません。WindowButtonDownFcn
やWindowKeyPressFcn
などの UI Figure コールバックは、Figure 内の HTML UI コンポーネントにフォーカスがある場合には実行されません。
詳細
ヒント
アプリに組み込む HTML ファイルを作成する場合、まずブラウザーで静的な HTML が適切にレンダリングされることを確認します。詳細については、データの変更をトリガーできる、またはデータの変更に応答できる HTML ファイルの作成を参照してください。
HTMLSource
プロパティ値を更新する場合、次の回避方法を使用して、HTMLSource
の元の値を変数に保存し、HTMLSource
を空の値にリセットし、Figure を更新して内容をクリアし、最後にHTMLSource
を元の値に再び設定します。oldValue = h.HTMLSource; h.HTMLSource = ''; drawnow h.HTMLSource = oldValue;
関数
uifigure
を使用して作成された MATLAB Figure は、Chromium ブラウザーを使用し、HTML5 を実行します。Chromium の新しいバージョンは頻繁にリリースされ、またオペレーティング システム間で異なる場合があります。サポートされている機能については、Chromium に関する外部リソースを参照してください。アプリを共有したり、さまざまな環境で使用したりする計画がある場合は、この要因を検討してください。さまざまなデスクトップ ブラウザーおよび Web ブラウザーでサポートされている機能のタイプについては、https://caniuse.com/などの外部リソースを参照してください。
MathWorks® では、いかなるサードパーティ ライブラリも奨励していません。
バージョン履歴
R2019b で導入