uigetpref
ユーザー基本設定に応じて開くダイアログ ボックスの作成
構文
説明
は、指定されたグループ名および基本設定名を使用して開く非モーダル ダイアログ ボックスを作成します。グループ名および基本設定名を組み合わせることで、ダイアログ ボックスが一意に特定されます。ダイアログ ボックスには以下が含まれます。 pval = uigetpref(group,pref,title,quest,pbtns)
指定された質問 (
quest) およびダイアログ ボックスのユーザーがその質問に回答できるようにするための 1 つ以上のボタン (pbtns)。クリックされたボタンの値はpvalとして返されます。既定では [次回からこのダイアログを表示しない] というラベルのチェック ボックス。
ユーザーがチェック ボックスをオンにすると、MATLAB® は、クリックされたボタンの値を基本設定値 (pval) として格納して返します。同じダイアログ ボックスのその後の uigetpref の呼び出しでは、基本設定値が格納されたことを検出し、ダイアログ ボックスを開かずにその選択を適用します。
ユーザーがチェック ボックスをオフにすると、MATLAB ではクリックされたボタンの値が返されますが、格納されません。代わりに、MATLAB は値 'ask' を格納します。MATLAB は、その後の uigetpref への呼び出しで指定されたダイアログ ボックスを開きます。
[___] = uigetpref(___, は、次のいずれかを行うことができるようにする、1 つ以上のオプションの名前と値の引数を指定します。Name,Value)
チェック ボックスのラベルのカスタマイズ。
ダイアログ ボックスを開いたときにチェック ボックスが選択されているかどうかの指定。
[ヘルプ] ボタンおよび [ヘルプ] ボタンのコールバックの提供。
基本設定値にマッピングされていないボタンの特定。
ユーザーが基本設定ボタンをクリックせずにダイアログ ボックスを閉じるときに
uigetprefがpvalに返す値の指定。たとえば、この値が返されるのはユーザーがダイアログ ボックスの閉じるボタン (X) をクリックする場合、キーボードの Esc キーを押す場合または基本設定値にマッピングされていないボタンをクリックする場合です。
このオプションは、前述の構文にある任意の出力引数の組み合わせで使用します。
例
入力引数
名前と値の引数
出力引数
詳細
ヒント
uigetprefは指定されたグループと基本設定がまだ存在しない場合、それらを作成します。不要になった基本設定グループを削除するには、関数rmprefを使用してください。以前に作成されたグループおよび基本設定の構造体を取得するには、関数
getprefを使用します。ユーザーが [次回からこのダイアログを表示しない] チェック ボックスをオンにしてダイアログ ボックスを閉じると、同じグループおよび基本設定ではダイアログ ボックスが二度と開かれなくなります。非表示になっているダイアログ ボックスを再度有効にするには、関数
setprefを使用して基本設定値を'ask'に設定します。ダイアログ ボックスのユーザーには、ダイアログ ボックスの作成時に指定されたグループ名および基本設定名がわかりません。したがって、基本設定によって非表示とされたダイアログ ボックスを再度有効にするために、ユーザーは
uisetprefコマンドを呼び出すことができます。このようにuisetpref('clearall')uisetprefを実行すると、最近のものだけでなくuigetprefを使用して定義された "すべて" の基本設定が再度有効になります。
バージョン履歴
R2006a より前に導入



