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finish

MATLAB のユーザー定義終了スクリプト

構文

説明

finish は終了時にユーザー指定のコマンドを実行します。MATLAB® は、検索パス上にある、実行可能ファイルの拡張子をもつ finish という名前のファイルを実行します。実行可能ファイルの拡張子の例として、.m.mlx.p.mlapp などがあります。MATLAB は、次のいずれかの操作が行われると finish (定義されている場合) を呼び出します。

  • Microsoft® Windows® プラットフォーム上で MATLAB デスクトップの [閉じる] ボタン をクリックするか、UNIX® プラットフォーム上で同等の操作を行う。

  • コマンド プロンプトで、quit または exit と入力する。

MATLAB 検索パス上の userpath フォルダーに finish.m ファイルを作成します。終了時に実行するコマンドを追加します。

finish スクリプトでエラーが発生すると、quit は無効になるので、ワークスペースを失うことなく、finish ファイルを修正できます。

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MATLAB サンプル ファイル finishsav.m を使用して、MATLAB の終了時にワークスペースを MAT ファイルに保存します。

userpath フォルダーに finish.m ファイルがある場合は、そのファイルを開きます。

edit(fullfile(userpath,'finish.m'))

それ以外の場合は、入力も出力もない finish という名前の関数を作成し、機能をドキュメント化します。

次のステートメントをファイルに追加します。

finishsav

MATLAB を終了すると、この関数により、userpath フォルダーに matlab.mat が作成されます。

MATLAB サンプル ファイル finishdlg.m を使用してカスタム ダイアログ ボックスを表示し、MATLAB の終了時にキャンセルできるようにします。

userpath フォルダーに finish.m ファイルがある場合は、そのファイルを開きます。

edit(fullfile(userpath,'finish.m'))

それ以外の場合は、入力も出力もない finish という名前の関数を作成し、機能をドキュメント化します。

次のステートメントをファイルに追加します。

finishdlg

この確認ダイアログ ボックスを表示するには、[設定] ウィンドウの [一般]、[確認ダイアログ]、[設定] ページで [MATLAB を終了する前に確認] オプションを設定します。

Are you sure you want to exit MATLAB? dialog box with OK and Cancel buttons

ヒント

  • finish.m 内でグラフィックス オブジェクトを使用している場合、その Figure が表示されるように、関数 uiwait、関数 waitfor または関数 drawnow を呼び出します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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トピック