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deconv

逆畳み込みと多項式の除算

説明

[q,r] = deconv(u,v) は長除法を使用してベクトル u からベクトル v の逆畳み込みを行い、u = conv(v,q) + r となる商 q と剰余 r を返します。uv が多項式の係数ベクトルである場合、これらの逆畳み込みは u で表す多項式を v で表す多項式で除算することと等価です。

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多項式 2x3+7x2+4x+9 および x2+1 の係数をそれぞれ含む 2 つのベクトル u および v を作成します。u から v の逆畳み込みを計算することで、最初の多項式を 2 つ目の多項式で除算し、多項式 2x+7 に対応する商の係数と 2x+2 に対応する剰余の係数が得られます。

u = [2 7 4 9];
v = [1 0 1];
[q,r] = deconv(u,v)
q = 1×2

     2     7

r = 1×4

     0     0     2     2

入力引数

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入力ベクトル。行ベクトルまたは列ベクトルとして指定します。uv は、異なる長さまたはデータ型にすることができます。

  • uv の一方または両方が single 型の場合、出力も single 型になります。それ以外の場合、deconvdouble 型を返します。

  • 入力の長さは一般的に length(v) <= length(u) を満たします。ただし、length(v) > length(u) の場合、deconv は出力を q = 0 および r = u として返します。

データ型: double | single
複素数のサポート: あり

出力引数

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商。u = conv(v,q)+r となる行ベクトルまたは列ベクトルとして返されます。

データ型: double | single

剰余。u = conv(v,q)+r となる行ベクトルまたは列ベクトルとして返されます。

データ型: double | single

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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