camdolly
カメラ位置とターゲットを移動する
構文
camdolly(dx,dy,dz)
camdolly(dx,dy,dz,'targetmode')
camdolly(dx,dy,dz,targetmode,coordsys)
camdolly(ax,...)
説明
camdolly(dx,dy,dz)
は、カメラの位置とカメラのターゲットを指定された量 (dx
、dy
、および dz
) だけ移動します。
camdolly(dx,dy,dz,'targetmode')
は、引数 targetmode
を使用してカメラの移動方法を指定します。
'movetarget'
(既定の設定) — カメラとターゲットの両方を移動します。'fixtarget'
— カメラのみを移動します。
camdolly(dx,dy,dz,targetmode,coordsys)
は引数 coordsys
を使用して、MATLAB® による dx
、dy
および dz
の解釈方法を決定します。
'camera'
(既定の設定) — カメラの座標系内で移動します。dx
は左右に、dy
は上下に、dz
は視点軸に沿って移動します。MATLAB は単位を画面に合わせて正規化します。たとえば、
dx
を 1 に設定すると、カメラは右に移動し、Axes の位置を表す四角形によって設定されるボックスの左端に表示が移動します。負の値は、表示を反対方向に移動します。dz
を 0.5 に設定すると、カメラは現在のカメラ位置とカメラのターゲットの中間点に移動します。'pixels'
—dx
とdy
をピクセルのオフセットとして解釈します。このオプションではdz
は無視されます。'data'
—dx
、dy
およびdz
を、座標軸のデータ座標におけるオフセットとして解釈します。
camdolly(ax,...)
は、最初の引数 ax
で識別される座標軸で操作を行います。axes オブジェクトを指定しない場合、camdolly
は現在の座標軸に作用します。
camdolly
は、座標軸の CameraPosition
プロパティおよび CameraTarget
プロパティを設定し、これによって CameraPositionMode
および CameraTargetMode
プロパティが manual
に設定されます。
例
バージョン履歴
R2006a より前に導入