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プロジェクトの共有

プロジェクトをパッケージ化して共有することで、他のユーザーと共同作業を行うことができます。ラベルとエクスポート プロファイルを使用して、どのファイルが共有プロジェクトに含まれるかを制御することもできます (詳細については、エクスポート プロファイルの作成を参照)。

この表では、プロジェクトのパッケージ化方法について説明します。

プロジェクトの共有方法手順
アーカイブを作成して共有する。

プロジェクトを .mlproj または ZIP アーカイブに変換して、そのアーカイブを共同作業の相手と共有することができます。アーカイブの共有は、接続したソース管理ツールにアクセスできないユーザーと共同で作業するときに役立ちます。

プロジェクトをアーカイブするには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトが読み込まれた状態で、[プロジェクト] タブで [共有][アーカイブ] をクリックします。

  2. 指定された一連のファイルのみをエクスポートする場合、[エクスポート プロファイル] を選択します。詳細については、エクスポート プロファイルの作成を参照してください。

  3. 参照プロジェクトがあり、参照プロジェクト ファイルをエクスポートする場合は、[参照プロジェクトを含める] を選択します。

  4. [名前を付けて保存] をクリックし、ファイル パスを指定します。

  5. [ファイルの種類] フィールドで、アーカイブ プロジェクト ファイルのタイプを選択します。既定では、MATLAB® はプロジェクトを .mlproj ファイルとしてアーカイブします。プロジェクトを ZIP ファイルとしてアーカイブすることを選択できます。

  6. [保存] をクリックしてプロジェクト アーカイブを作成します。

これで、他のファイルと同様の方法でアーカイブ ファイルを共有できます。

1 ステップで .mlproj アーカイブを電子メールで送信する。

Windows® システムでは、.mlproj アーカイブの作成と、電子メールへの添付を 1 ステップで行うことができます。アーカイブの共有は、接続したソース管理ツールにアクセスできないユーザーと共同で作業するときに役立ちます。

プロジェクトを .mlproj ファイルとして電子メールで送信するには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトを読み込んだ状態で、[プロジェクト] タブで [共有][電子メール] を選択します。

  2. 指定された一連のファイルのみをエクスポートする場合、[エクスポート プロファイル] を選択します。詳細については、エクスポート プロファイルの作成を参照してください。

  3. 参照プロジェクトがある場合に参照プロジェクト ファイルをエクスポートするには、[参照プロジェクトを含める] チェック ボックスをオンにします。

  4. [電子メールに添付] をクリックします。MATLAB は、プロジェクトが .mlproj ファイルとして添付された状態で新しい電子メールを既定の電子メール クライアントで開きます。

  5. 電子メールを編集して送信します。

共有するツールボックスを作成する。

プロジェクトからツールボックスを作成し、そのツールボックスを共同作業の相手と共有できます。

プロジェクトからツールボックスを作成するには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトを読み込んだ状態で、[プロジェクト] タブで [共有][Toolbox] を選択します。

    すべてのプロジェクト ファイルがツールボックスに追加され、[ツールボックスのパッケージ化] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. [ツールボックスの情報] の該当するフィールドに、プロジェクトの名前、作成者、説明が表示されます。必要に応じて情報を編集します。

  3. プロジェクト ファイルにまだ含まれていないファイルを含めるには、除外されたファイルおよびフォルダーを編集します。

  4. [パッケージ] をクリックします。

これで他のファイルと同様にツールボックス ファイルを共有できます。

GitHub® でパブリッシュする。

プロジェクトを GitHub で公開することで共有できます。まず、GitHub アカウントを所有していなければなりません。

GitHub でプロジェクトを共有すると、Git™ ソース管理がプロジェクトに追加されます。既にソース管理下にあるプロジェクトの場合は、共有によってソース管理の構成が Git に置き換えられ、GitHub がプロジェクトのリモート リポジトリになります。

メモ

開いているプロジェクトで現在のソース管理を変更しない場合、別の方法でプロジェクトを共有します。

GitHub でプロジェクトを共有するには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトを読み込んだ状態で、[プロジェクト] タブで [共有][GitHub] を選択します。GitHub リポジトリの作成ダイアログ ボックスが開きます。

    [GitHub][共有] メニューのオプションではない場合、[共有][共有オプションの変更] を選択します。次に、[共有の管理] ダイアログ ボックスで、[GitHub] を選択して [閉じる] をクリックします。

  2. GitHub ユーザー名と個人用アクセス トークンを入力し、新しいリポジトリの名前を編集します。[作成] をクリックします。

    公開リポジトリを作成し、現在のプロジェクトのリモート リポジトリの場所を変更するかどうかを確認する警告が表示されます。続行する場合は [はい] をクリックします。

  3. GitHub リポジトリの作成ダイアログ ボックスは、新しいリポジトリの URL を表示します。リンクをクリックすると、GitHub Web サイトの新しいリポジトリが表示されます。このリポジトリにプロジェクト ファイルの最初のコミットが格納されます。

  4. 現在のプロジェクトで、ソース管理の参照先のリモート リポジトリが GitHub の新しいリポジトリに変わります。プロジェクトで新しいリポジトリを使用するには、GitHub リポジトリの作成ダイアログ ボックスで [プロジェクトの再読み込み] をクリックします。

リモート リポジトリの URL を表示するには、[プロジェクト] タブの [ソース管理] セクションで、[Git 詳細] ボタンをクリックします。

Git は追加のインストールを行わずに使用できます。Git でマージ操作を実行するには、追加の設定手順が必要です。詳細については、Git ソース管理の設定を参照してください。

ソース管理を使用して共同作業を行う。プロジェクト内のソース管理を使用して共同作業を行います。詳細については、プロジェクトを使用したソース管理の使用を参照してください。

プロジェクトを他のユーザーと共有する前に、依存関係の分析を実行してプロジェクトに必要なアドオンを検査するときに役立ちます。詳細については、必要な製品とアドオンの特定を参照してください。

エクスポート プロファイルの作成

プロジェクト ファイルのサブセットを共有する場合は、エクスポート プロファイルを作成します。エクスポート プロファイルにより、特定のラベルをもつファイルを除外するか、特定のラベルをもつファイルのみを含めることができます。ラベルの作成とそれらのプロジェクト ファイルへの追加に関する詳細については、ラベルの作成を参照してください。

エクスポート ファイルを作成するには、次の手順に従います。

  1. [プロジェクト] タブで、[共有][エクスポート プロファイルの管理] をクリックします。

  2. [+] をクリックし、エクスポート プロファイルの名前を指定します。

  3. [ファイル] ペインで、ラベルに基づいてファイルを最終プロジェクト アーカイブで除外するのか含めるのかを選択します。

    共有する必要があるファイルが大規模プロジェクトの小規模なサブセットのみである場合は、含めるオプションを選択します。

  4. [ファイル] ペインで [+] をクリックし、除外するか含めるファイルのラベルを選択して、[OK] をクリックします。

  5. ユーザー定義のラベルをエクスポートされるプロジェクトから除外することもできます。[ラベル] ペインで [+] をクリックし、エクスポートしないカスタム ラベルを選択してから [OK] をクリックします。

  6. [適用] ボタンをクリックして [エクスポート プロファイルの管理] ダイアログ ボックスを閉じます。

Manage Export Profiles dialog shows two panes. The Files pane contains two options and list the labels of the files you want to exclude. The Labels pane lists the user-defined labels you want to exclude.

メモ

エクスポート プロファイルは参照プロジェクトに変更を適用しません。プロジェクトを共有すると、MATLAB は参照プロジェクト全体をエクスポートします。

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