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デスクトップのテーマと色の変更

テーマを使用すれば、ダーク テーマを選択するなど、MATLAB® デスクトップの色を変更できます。テキストの色と背景色、構文の強調表示色、出力の色など、MATLAB デスクトップの色をさらにカスタマイズすることもできます。

テーマの選択

R2025a 以降

Windows® システムと macOS システムでは、ライトとダークのカラー スキームがサポートされています。既定では、MATLAB は、オペレーティング システムの現在のカラー スキームと一致するように構成されます。オペレーティング システム用に選択されたカラー スキームが変更されると、新しいスキームと一致するように MATLAB デスクトップの色が変更されます。

デスクトップのカラー テーマを変更するには、次を行います。

  1. [ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。

  2. [MATLAB][外観] を選択します。

  3. [デスクトップ テーマ] リストからテーマを選択します。たとえば、[ダーク] を選択してダーク テーマを選択したり、[システム] を選択して現在のオペレーティング システム スキームと一致するテーマを選択したりします。

    MATLAB の外観設定ページに、選択したテーマのプレビューが表示されます。

    MATLAB Appearance Settings page with the Desktop Theme drop-down list open and dark theme selected. A preview below the drop-down list shows a sample MATLAB desktop with a dark background.

既定では、Figure やアプリの色は、選択した MATLAB デスクトップ テーマに合わせて自動的に更新されます。Figure のデスクトップ テーマをオーバーライドするには、[MATLAB][外観] 設定で、[Figure のテーマ] リストからテーマを選択します。詳細については、Graphics and App Themesを参照してください。

テーマを選択した後、[MATLAB][外観][色] を選択し、[デスクトップ ツールの色][MATLAB 構文の強調色]、および [MATLAB 出力の色] の各セクションで色を変更することで、MATLAB デスクトップの色をさらにカスタマイズできます。MATLAB は利用可能なテーマごとに色のカスタマイズを保存します。デスクトップの色をカスタマイズした後で、MATLAB のテーマが新しいテーマに変更された場合や、オペレーティング システムのカラー スキームの変更と一致するように変更された場合は、カスタマイズは保存されます。

テキストの色と背景色の変更

エディター、ライブ エディター、コマンド ウィンドウ、[ファイル] パネル、[ワークスペース] パネル、インポート ツールなど、特定のデスクトップ ツールについて、テキストの色と背景色を変更できます。

テキストの色と背景色を変更するには、次のようにします。

  1. [ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。

  2. [MATLAB][外観][色] を選択します。

  3. [デスクトップ ツールの色] セクションで [テキスト] フィールドと [背景] フィールドを使用して色を変更します。たとえば、テキストの色に白を選択し、背景色に黒を選択します。

    R2025a より前: [MATLAB][色] を選択し、[デスクトップ ツールの色] セクションで [システムの色を利用] チェック ボックスをオフにし、[テキスト] フィールドと [背景] フィールドを有効にします。

    [強調色を使用した構文のサンプル] の領域および [コマンド ウィンドウのサンプル] の領域には、選択された色のプレビューが表示されます。

    Syntax highlighting and Command Window samples showing a black background and white text

既定のテキストの色および背景色に戻すには、MATLAB の外観の色設定ページの下部にある [既定の色に戻す] ボタンをクリックします。

ライブ エディターでは、選択された背景色に基づいてタイトルと見出しの色が自動的に選択されます。タイトルと見出しの色をさらにカスタマイズするには、[スタイルのカスタマイズ] ダイアログ ボックスまたは matlab.fonts 設定を使用します。詳細については、ライブ エディターでのフォントと色の変更を参照してください。

構文の強調色の変更

MATLAB はコード内の構文情報をさまざまな色を使用して表現します。この機能を構文の強調といい、if/then/else ステートメントなどの構文要素を一目で見分けるのに役立ちます。構文の強調は、コード ファイル、コマンド ウィンドウで入力するコード、エラー メッセージや警告メッセージで出現します。その他の種類の出力では出現しません。

構文の強調表示で使用される色を変更するには、MATLAB コードで次のようにします。

  1. [ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。

  2. [MATLAB][外観][色] を選択します。

    R2025a より前: 代わりに、[MATLAB][色] を選択します。

  3. [MATLAB 構文の強調色] セクションで、[キーワード][コメント][文字列][未終了の文字列][システム コマンド][構文エラー]、および [検証セクション] の各フィールドを使用して色を変更します。たとえば、文字列の色にマゼンタを、未終了の文字列の色に紫を選択します。

    [強調色を使用した構文のサンプル] の領域には、選択された色のプレビューが表示されます。

    Syntax highlighting sample showing strings in magenta and unterminated strings in purple

既定の構文の強調色に戻すには、MATLAB の外観の色設定ページの下部にある [既定の色に戻す] ボタンをクリックします。

構文の強調表示の詳細については、Check Syntax and Autocomplete Code as You Typeを参照してください。

構文の強調表示の無効化

構文の強調表示を無効にするには、[設定] ウィンドウで [MATLAB][エディター/デバッガー][MATLAB 言語] を選択します。次に、[構文の強調表示] セクションで、[構文の強調を有効にする] チェック ボックスをオフにします。

R2025a より前: 代わりに、[MATLAB][エディター/デバッガー][言語] を選択します。

他の言語における構文の強調表示

また、エディターは他の言語に対する構文の強調表示も提供します。他の言語における構文の強調表示色を変更するには、[MATLAB][エディター/デバッガー][その他の言語] を選択し、使用可能な言語から選択します。次に、その言語に対する色を変更します。その言語に対する構文の強調表示を無効にするには、[構文の強調を有効にする] チェック ボックスをオフにします。

R2025a より前: 代わりに、[MATLAB][エディター/デバッガー][言語] を選択します。

出力の色の変更

MATLAB では、さまざまな色を使用して、コマンド ウィンドウとライブ エディターの出力でエラー、警告、およびリンクを識別します。

出力でエラー、警告、およびリンクに対して使用される色を変更するには次のようにします。

  1. [ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。

  2. [MATLAB][外観][色] を選択します。

    R2025a より前: 代わりに、[MATLAB][色] を選択します。

  3. [MATLAB 出力の色] セクションで、[エラー テキスト][警告テキスト]、および [コマンド ウィンドウのハイパーリンク] の各フィールドを使用して色を変更します。たとえば、エラー テキストにマゼンタを、警告テキストに緑を選択します。

    [コマンド ウィンドウのサンプル] の領域には選択された色のプレビューが表示されます。

    Command Window sample showing error text in magenta and warning text in green

既定の出力の色に戻すには、MATLAB の外観の色設定ページの下部にある [既定の色に戻す] ボタンをクリックします。

プログラミング ツールの色の変更

エディターおよびライブ エディターでは、MATLAB は追加の色を使用してコード アナライザー メッセージ、変数、および関数を識別します。これらの色を変更するには、[ホーム] タブに移動し、[環境] セクションの [設定] をクリックします。次に、[MATLAB][外観][色][プログラミング ツール] を選択します。

R2025a より前: 代わりに、[MATLAB][色][プログラミング ツール] を選択します。

コード アナライザーの色

エディターおよびライブ エディターでコード アナライザー メッセージを識別するために使用される色を変更するには、[コード アナライザーの色] セクションで [警告] フィールド、[自動修正の強調] フィールド、および [情報] フィールドから色を選択します。エディターおよびライブ エディターで自動修正の強調を無効にするには、[自動修正の強調] チェック ボックスをオフにします。

コード アナライザーの使用の詳細については、コード アナライザーを使用したエラーと警告についてのコードのチェックを参照してください。

変数および関数の色

エディターまたはライブ エディターで変数または関数を選択すると、MATLAB ではその特定の変数または関数のすべての出現場所が強調表示されます。この強調表示の色を変更するには、[変数および関数の色] セクションで [自動的に強調] フィールドから色を選択します。エディターおよびライブ エディターで自動強調表示を無効にするには、[自動的に強調] チェック ボックスをオフにします。自動強調表示の詳細については、現在のファイル内の関数または変数の検索と置換を参照してください。

MATLAB では、エディターおよびライブ エディターで共有スコープをもつ変数も、異なる色のテキストを使用して示されます。共有スコープをもつ変数の色を変更するには、[変数および関数の色] セクションで [共有スコープをもつ変数] フィールドから色を選択します。エディターおよびライブ エディターでの共有スコープをもつ変数のコールアウトを無効にするには、[共有スコープをもつ変数] チェック ボックスをオフにします。共有スコープをもつ変数の詳細については、エディターでの変数スコープのチェックを参照してください。

参考

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