スプレッドシートのインポート
スプレッドシートには、多くの場合数値データやテキスト データとともに変数名や行名が混在しており、MATLAB® では table として表現するのが最適です。インポート ツールまたは関数 readtable
を使用して、データを table にインポートすることができます。
インポート ツールを使用したスプレッドシート データのインポート
インポート ツールを使うと、table や他のデータ型にインポートすることができます。たとえば、サンプルのスプレッドシート ファイル patients.xls
から、データを table として MATLAB に読み取ります。インポート ツールを使用してファイルを開き、データの範囲や出力タイプなどのオプションを選択します。次に、[選択のインポート] ボタン をクリックして、MATLAB ワークスペースにデータをインポートします。
readtable
を使用したスプレッドシート データのインポート
あるいは、たとえば次のようにファイル名を指定して関数 readtable
を使用し、スプレッドシート データを table に読み取ることができます。
T = readtable('patients.xls');
範囲パラメーターを指定することで、インポートするデータの範囲を選択することもできます。たとえば、スプレッドシートの最初の 5 行と 5 列を読み取ります。Excel 表記で範囲を 'A1:E5'
と指定します。
T = readtable('patients.xls','Range','A1:E5')
T = 4×5 table LastName Gender Age Location Height ____________ __________ ___ _____________________________ ______ {'Smith' } {'Male' } 38 {'County General Hospital' } 71 {'Johnson' } {'Male' } 43 {'VA Hospital' } 69 {'Williams'} {'Female'} 38 {'St. Mary's Medical Center'} 64 {'Jones' } {'Female'} 40 {'VA Hospital' } 67
他のデータ型としてのスプレッドシート データのインポート
table の他に、スプレッドシート データを timetable、数値行列、cell 配列、または個別の列ベクトルとして MATLAB ワークスペースにインポートすることができます。必要なデータ型に基づき、次の関数のいずれかを使用してください。
出力のデータ型 | 関数 |
---|---|
timetable | readtimetable |
数値行列 | readmatrix |
cell 配列 | readcell |
個別の列ベクトル | readvars |