[編集] メニューからのクリップボードへの Figure のコピー
この例では、Figure をクリップボードにコピーする方法およびコピー オプションを設定する方法を説明します。クリップボード上にある Figure はドキュメントやプレゼンテーションなどの別のアプリケーションに貼り付けることができます。
Figure のクリップボードへのコピー
タイトル付きの棒グラフを作成します。Figure をシステムのクリップボードにコピーするには、[編集]、[Figure のコピー] をクリックします。
x = [3 5 2 6 1 8 2 3];
bar(x)
title('Bar Chart')
通常、コピーした Figure は右クリックして別のアプリケーションに貼り付けます。既定では、MATLAB® ではコピーした Figure の背景色は白に変換されます。
メモ
[Figure のコピー] オプションは Linux® システムでは使用できません。プログラムによる代替方法を使用します。
Figure をプログラムによってコピーするには、'-clipboard'
オプションを指定して print
を使用します。形式を '-dbitmap'
、'-dpdf'
または '-dmeta'
に指定します。メタファイル形式 '-dmeta'
は Windows® システムでのみサポートされています。
形式、背景色、サイズの各オプションの指定
クリップボードにコピーされた Figure の特定の設定を調整できます。これらのオプションにアクセスするには、Figure メニューから [編集]、[コピー オプション] を選択します。設定は、それ以降クリップボードにコピーされるすべての Figure に適用されます。画面上の Figure の表示には影響しません。
メモ
このウィンドウは、Windows システムでのみ使用できます。Mac および Linux システムではプログラムによる代替方法を使用してください。
クリップボード形式を次のオプションのいずれかに設定します。
メタファイル — EMF 色ベクトル形式で Figure をコピーします。
情報を保持 — Figure のレンダラーに基づいて形式を選択します。レンダラーが Painters の場合、形式はメタファイルです。レンダラーが OpenGL® の場合、形式はビットマップ イメージです。
ビットマップ — ビットマップ形式で Figure をコピーします。
Figure の背景色を次のいずれかのオプションに設定します。
Figure の色を利用 — 画面に表示されている背景色と同じ色を保持します。プログラムによる代替方法を使用するには、コピーする前に、Figure の
InvertHardcopy
プロパティを'off'
に設定します。背景を強制的に白にする — 白の背景色で Figure をコピーします。プログラムによる代替方法を使用するには、コピーする前に、Figure の
InvertHardcopy
プロパティを'on'
に設定します。透明な背景 — 透明な背景で Figure をコピーします。プログラムによる代替方法を使用するには、コピーする前に Figure の
Color
プロパティを'none'
に、InvertHardcopy
プロパティを'off'
に設定します。メタファイル形式と PDF 形式では透明性がサポートされています。ビットマップ形式では透明性はサポートされていません。
画面に表示されているサイズと同じサイズで Figure をコピーするには、[Figure のスクリーン サイズと一致] を選択します。[エクスポート設定] ダイアログ ボックスで指定した幅と高さを使用するには、このオプションをオフにします。