ダイアログ ボックスの更新
uialert や uiconfirm などの関数を使用して、uifigure ベースのアプリにダイアログ ボックスを追加します。これらのダイアログ ボックスは、アプリで使用されるために特別に構成されています。errordlg や questdlg などの関数を使用したダイアログ ボックスの作成は、引き続きサポートされます。ただし、アプリの作成専用のダイアログ ボックスを使用することにはメリットがあります。これらのダイアログ ボックスには、以下のような追加のカスタマイズ オプションがあります。
カスタム アイコンを指定する機能
HTML または LaTeX のマークアップを使用してテキストを書式設定する機能
ダイアログ ボックスを閉じると実行される、コールバックを作成する機能
また、これらのダイアログ ボックスは、アプリを構成する UI Figure ウィンドウ内に表示されます。
これらのメリットを活用するには、figure ベースのアプリを移行して関数 uifigure を使用する際に、アプリのダイアログ ボックスを作成するために呼び出す関数を更新します。次の表は、figure ベースのアプリでダイアログ ボックスの作成に使用できる関数と、それらに対応する、uifigure ベースのアプリ用に構成された関数を示しています。
figure ベースのアプリ | uifigure ベースのアプリ | ||
|---|---|---|---|
| 関数 | 例 | 関数 | 例 |
errordlg | errordlg("Operation unsuccessful","Error");
| uialert | fig = uifigure; uialert(fig,"Operation unsuccessful","Error")
|
warndlg | warndlg("This operation cannot be undone","Warning");
| uialert | fig = uifigure; uialert(fig,"This operation cannot be undone","Warning", ... "Icon","warning")
|
msgbox | msgbox("Operation completed","Done","modal");
| uialert | fig = uifigure; uialert(fig,"Operation completed","Done", ... "Icon","none")
|
helpdlg | helpdlg("Consider using a cell array","Data Types");
| uialert | fig = uifigure; uialert(fig,"Consider using a cell array","Data Types", ... "Icon","info")
|
questdlg | questdlg("Do you want to continue?","Confirm");
| uiconfirm | fig = uifigure; uiconfirm(fig,"Do you want to continue?","Confirm", ... "Options",["Yes" "No" "Cancel"])
|
waitbar | waitbar(0.3,"Loading...","Name","Please Wait");
| uiprogressdlg | fig = uifigure; uiprogressdlg(fig,"Value",0.3, ... "Message","Loading...", ... "Title","Please Wait");
|
