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ecef2geodetic

地球中心の地球固定座標を測地座標に変換

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構文

[lat,lon,h] = ecef2geodetic(spheroid,X,Y,Z)
[lat,lon,h] = ecef2geodetic(___,angleUnit)
[lat,lon,h] = ecef2geodetic(X,Y,Z,spheroid)

説明

[lat,lon,h] = ecef2geodetic(spheroid,X,Y,Z) は、X、Y、Z で指定された地心地球中心地球固定 (ECEF) 直交座標を、lat、lon、h で指定された測地座標に変換。測地座標の参照球体として spheroid を指定します。

例

[lat,lon,h] = ecef2geodetic(___,angleUnit) は緯度と経度の単位を指定します。angleUnit を 'degrees' (デフォルト) または 'radians' として指定します。

[lat,lon,h] = ecef2geodetic(X,Y,Z,spheroid) はサポートされていますが、推奨されません。前の構文とは異なり、この構文は lat と lon をラジアンで返します。spheroid を参照回転楕円体または [semimajor_axis, eccentricity] 形式の楕円体ベクトルとして指定します。X、Y、Z を、spheroid 引数の長さの単位と同じ単位で指定します。さらに、出力 h は、spheroid 引数の長さの単位と同じ単位で返されます。

例

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ECEF 座標を使用して、フランスのパリの測地座標を見つけます。

まず、長さの単位がキロメートルである WGS84 として参照回転楕円体を指定します。WGS84 の詳細については、Comparison of Reference Spheroids を参照してください。ECEF 座標と楕円体高の単位は、参照回転楕円体の LengthUnit プロパティで指定された単位と一致する必要があります。

wgs84 = wgs84Ellipsoid('kilometer');

パリの ECEF 座標をキロメートル単位で指定します。

x = 4201;
y = 172.46;
z = 4780.1;

次に、パリの測地座標を計算します。結果 h は楕円体の高さ（キロメートル単位）です。

[lat,lon,h] = ecef2geodetic(wgs84,x,y,z)
lat = 
48.8562

lon = 
2.3508

h = 
0.0674

geodetic2ecef 関数を使用して変換を逆にします。この例では、x と z が科学的記数法で表示されます。

[x,y,z] = geodetic2ecef(wgs84,lat,lon,h)
x = 
4.2010e+03

y = 
172.4600

z = 
4.7801e+03

入力引数

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参照回転楕円体。referenceEllipsoid オブジェクト、oblateSpheroid オブジェクト、または referenceSphere オブジェクトとして指定されます。基準回転楕円体という用語は、基準楕円体と同義に使用されます。参照回転楕円体を作成するには、オブジェクトの作成関数を使用します。WGS84 の参照楕円体を指定するには、wgs84Ellipsoid 関数を使用します。

参照回転楕円体の詳細については、Comparison of Reference Spheroids を参照してください。

例: spheroid = referenceEllipsoid('GRS 80');

ECEF x - 地心 ECEF システム内の 1 つ以上のポイントの座標。スカラー、ベクトル、行列、または ND 配列として指定されます。spheroid 引数の LengthUnit プロパティに一致する単位で値を指定します。たとえば、wgs84Ellipsoid によって作成された参照楕円体のデフォルトの長さの単位は 'meter' です。

データ型: single | double

ECEF y - 地心 ECEF システム内の 1 つ以上のポイントの座標。スカラー、ベクトル、行列、または ND 配列として指定されます。spheroid 引数の LengthUnit プロパティに一致する単位で値を指定します。たとえば、wgs84Ellipsoid によって作成された参照楕円体のデフォルトの長さの単位は 'meter' です。

データ型: single | double

ECEF z - 地心 ECEF システム内の 1 つ以上のポイントの座標。スカラー、ベクトル、行列、または ND 配列として返されます。単位は、spheroid 引数の LengthUnit プロパティによって指定されます。たとえば、wgs84Ellipsoid によって作成された参照楕円体のデフォルトの長さの単位は 'meter' です。

角度の単位。'degrees' (デフォルト) または 'radians' として指定します。

出力引数

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1 つ以上のポイントの測地緯度。スカラー、ベクトル、行列、または ND 配列として返されます。値は [-90 90] の範囲内の度数で指定されます。ラジアン単位の値を使用するには、angleUnit 引数を 'radians' として指定します。

1 つ以上のポイントの測地経度。スカラー、ベクトル、行列、または ND 配列として返されます。値は [-180 180] の範囲内の度数で指定されます。ラジアン単位の値を使用するには、angleUnit 引数を 'radians' として指定します。

1 つ以上のポイントの楕円体の高さ。スカラー、ベクトル、行列、または N 次元配列として返されます。値は、spheroid オブジェクトの LengthUnit プロパティに一致する単位で指定されます。たとえば、wgs84Ellipsoid によって作成された参照楕円体のデフォルトの長さの単位は 'meter' です。

楕円体高の詳細については、「標高から楕円体高を求める」を参照してください。

ヒント

  • 地心直交座標系 (ECEF) は地球に対して固定されており、原点は回転楕円体の中心にあり、正の X 軸、Y 軸、Z 軸は次の点で表面と交差します。

     緯度経度 メモ
    X 軸00本初子午線における赤道
    Y 軸090赤道は東経90度
    Z 軸900北極

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C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2012b で導入

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参考

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