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makehdr
ハイ ダイナミック レンジ イメージの作成
構文
説明
は、HDR
= makehdr(imds
)ImageDatastore
オブジェクト imds
として格納されている、空間的にレジストレーションされた LDR イメージのセットから単精度のハイ ダイナミック レンジ イメージ HDR
を作成します。
は、前のいずれかの構文の入力引数に加えて、イメージ作成のさまざまな特性を制御する名前と値のペアを使用します。HDR
= makehdr(___,Name,Value
)
メモ
入力イメージ ファイルには EXIF (Exchangeable Image File Format) 露光メタデータを含めなければなりません。makehdr
は、最も明るいイメージと最も暗いイメージの中間の露光値を、HDR の計算の基本露光として使用します。この値は、特定のファイルにある必要はありません。この中間の露光値の計算方法の詳細については、アルゴリズムを参照してください。
は、cell 配列 HDR
= makehdr(images
,Name,Value
)images
に格納されている、空間的にレジストレーションされた LDR イメージのセットから単精度の HDR イメージ HDR
を作成します。名前と値のペア 'ExposureValues'
または 'RelativeExposure'
を使用して、入力 cell 配列内のイメージに対して露光値を指定します。
メモ
入力が LDR イメージの cell 配列の場合、2 番目の入力引数として、露光値か相対露光値のいずれかを指定しなければなりません。露光値を指定するには、名前と値のペア 'ExposureValues'
を使用します。相対露光値を指定するには、名前と値のペア 'RelativeExposure'
を使用します。
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
関数 makehdr
は、入力イメージの露光値 (EV) を使用して中間の露光値を計算します。各イメージの露光値は、絞りとシャッター速度に基づいて計算されます。絞りとシャッター速度の値は、その入力ファイルの EXIF メタデータに格納されるか、名前と値のペア 'ExposureValues'
を使用して指定されます。中間の EV は、最大の EV と最小の EV の平均値として計算され、基本露光として使用されます。
参照
[1] Reinhard et al. High Dynamic Range Imaging 2006. Ch. 4.
[2] Debevec, P.E., and J. Malik. "Recovering High Dynamic Range Radiance Maps from Photographs." In ACM SIGGRAPH 2008 classes, Article No. 31. New York, NY: ACM, 2008.
バージョン履歴
R2008a で導入