imclearborder
イメージ境界と連結している明るい構造を非表示にする
説明
例
境界をクリアするときの連結性の影響
シンプルなバイナリ イメージを作成します。
BW = [0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 1 1 0 0 0 0 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0];
4 連結性を使用してイメージの境界にあるピクセルをクリアします。imclearborder
は (5,2) のピクセルをクリアしません。4 連結性を使用すると、(4,1) の境界のピクセルに連結しているとは見なされないからです。
BWc1 = imclearborder(BW,4)
BWc1 = 9×9
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 1 1 1 0 0 0
0 1 0 1 1 1 0 0 0
0 0 0 1 1 1 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
次に、8 連結性を使用してイメージの境界にあるピクセルをクリアします。imclearborder
は (5,2) のピクセルをクリアします。8 連結性を使用すると、(4,1) の境界のピクセルに連結していると見なされるためです。
BWc2 = imclearborder(BW,8)
BWc2 = 9×9
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 1 1 1 0 0 0
0 0 0 1 1 1 0 0 0
0 0 0 1 1 1 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
入力引数
I
— グレースケール イメージまたはバイナリ イメージ
数値配列 | logical 配列
グレースケールまたはバイナリ イメージ。数値配列または logical 配列として指定します。
例: I = imread('pout.tif');
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| uint8
| uint16
| uint32
| logical
conn
— ピクセルの連結性
4
| 8
| 6
| 18
| 26
| 0
と 1
から成る 3 x 3 x ... x 3 の行列
ピクセルの連結性。次の表のいずれかの値を指定します。既定の連結性は 2 次元イメージでは 8
、3 次元イメージでは 26
です。
値 | 平均 | |
---|---|---|
2 次元連結性 | ||
| ピクセルのエッジの部分が接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は水平方向または垂直方向に隣接するピクセルです。 |
現在のピクセルを灰色で示します。 |
| ピクセルのエッジまたはコーナーが接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は水平方向、垂直方向または対角方向に隣接するピクセルです。 |
現在のピクセルを灰色で示します。 |
3 次元連結性 | ||
| 面が接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は次のように隣接するピクセルです。
|
現在のピクセルを灰色で示します。 |
| 面またはエッジが接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は次のように隣接するピクセルです。
|
現在のピクセルは立方体の中心です。 |
| 面、エッジまたはコーナーが接触している場合、ピクセルは連結されます。ピクセルの近傍は次のように隣接するピクセルです。
|
現在のピクセルは立方体の中心です。 |
高次元の場合、imclearborder
は既定値
を使用します。conndef
(ndims(I),'maximal')
連結性は、0
と 1
から成る 3 × 3 × ... × 3 行列を指定し、任意の次元に対してより一般的に定義することもできます。1
の値を持つ要素は、conn
の中心要素に対する近傍の位置を定義します。conn
は、その中心要素に関して対称でなければなりません。詳細については、カスタム連結性の定義を参照してください。
メモ
既定以外の連結性を設定した場合、入力イメージのエッジ上のピクセルは、境界上のピクセルであるとは見なされません。たとえば、conn = [0 0 0; 1 1 1; 0 0 0]
の場合、最初と最後の行の上の要素は、連結性の定義に従って、イメージの外側の領域と接続していないため境界のピクセルとは見なされません。
データ型: double
| logical
出力引数
J
— 処理されたイメージ
数値配列 | logical 配列
処理されたグレースケールまたはバイナリ イメージ。指定した入力イメージに応じて、数値配列または logical 配列として返されます。
アルゴリズム
imclearborder
はモルフォロジー再構成を使用します。
マスク イメージは入力イメージです。
マーカー イメージは境界沿いを除きすべて 0 で、マスク イメージと等しくなります。
参照
[1] Soille, P., Morphological Image Analysis: Principles and Applications, Springer, 1999, pp. 164-165.
拡張機能
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意および制限:
imclearborder
では C コードの生成がサポートされています (MATLAB® Coder™ が必要)。汎用のMATLAB Host Computer
ターゲット プラットフォームを選択した場合、プリコンパイルされたプラットフォーム固有の共有ライブラリを使用するコードが、imclearborder
によって生成されます。共有ライブラリを使用するとパフォーマンスの最適化は維持されますが、コードを生成できるターゲット プラットフォームが限定されます。詳細については、Image Processing Toolbox でサポートされているコード生成のタイプを参照してください。3 次元までの入力のみがサポートされています。
オプションの 2 番目の入力引数
conn
はコンパイル時の定数でなければなりません。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
参考
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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