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displayChart

重ね合わせた関心領域を含むテスト チャートの表示

説明

displayChart(chart) は Imatest® eSFR チャート[1]または Calibrite ColorChecker® Classic チャート[2]を、チャートの検出された特徴に ROI を重ね合わせて表示します。

displayChart(chart,Name,Value) は、名前と値の引数を使用してチャート表示の特性を制御します。

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eSFR チャートのイメージをワークスペースに読み取ります。

I = imread("eSFRTestImage.jpg");

テスト チャートに関する情報を格納する esfrChart オブジェクトを作成します。

chart = esfrChart(I);

カラー パッチ ROI のみを表示します。これを実現するには、傾斜エッジ ROI、グレー パッチ ROI、およびレジストレーション ポイントの表示をオフにします。

displayChart(chart,displayEdgeROIs=false,displayGrayROIs=false, ...
    displayRegistrationPoints=false);

ColorChecker® チャートのイメージをワークスペースに読み取ります。

I = imread("colorCheckerTestImage.jpg");

イメージ上で自動チャート検出を行い、colorChecker オブジェクトを作成します。

chart = colorChecker(I);

検出されたコーナーのレジストレーション ポイントのみを含むチャートを表示します。カラー パッチ ROI の表示をオフにします。

displayChart(chart,"displayColorROIs",false)

入力引数

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テスト チャート。esfrChart オブジェクトまたは colorChecker オブジェクトとして指定します。

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'displayRegistrationPoints',false は、チャートでのレジストレーション ポイントのオーバーレイをオフにします。

傾斜したエッジ ROI の表示。数値または logical の 1 (true) か 0 (false) として指定しますdisplayEdgeROIstrue の場合、60 個の傾斜したエッジの境界ボックスがイメージに薄い黄色で重ね合わせられます。

この引数は eSFR テスト チャートのみでサポートされます。

グレー パッチ ROI の表示。数値または logical の 1 (true) か 0 (false) として指定します。displayGrayROIstrue の場合、20 個のグレー パッチの境界ボックスがイメージに青色で重ね合わせられます。

この引数は eSFR テスト チャートのみでサポートされます。

カラー パッチ ROI の表示。数値または logical の 1 (true) か 0 (false) として指定します。displayColorROIstrue の場合、16 個のカラー パッチの境界ボックスがイメージに濃い黄色で重ね合わせられます。

レジストレーション ポイントの表示。数値または logical の 1 (true) か 0 (false) として指定します。displayRegistrationPointstrue の場合、4 つのレジストレーション ポイントは赤色の菱形のオーバーレイで表されます。

表示されたイメージ オブジェクトの axes ハンドル。axes ハンドルとして指定します。ParentdisplayChart が作成したイメージ オブジェクトの親を指定します。

参照

[2] Calibrite. "ColorChecker Classic". https://calibrite.com/us/product/colorchecker-classic/.

バージョン履歴

R2017b で導入