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パイプラインの接尾辞

入力パイプライン レジスタまたは出力パイプライン レジスタの名前の後に追加するテキスト

モデル コンフィギュレーション ペイン: グローバル設定 / 一般

説明

パイプライン方式のブロック実装用に生成された入力または出力パイプライン レジスタの名前に付加する接尾辞を文字ベクトルとして指定します。

設定

'_pipe' (既定値) | 文字ベクトル

既定の設定: '_pipe'

選択されたブロックの入力/出力パイプライン レジスタの生成を指定できます。[パイプラインの接尾辞] オプションで、コードの生成時に HDL Coder™ により入力または出力のパイプライン レジスタ名に付加する文字ベクトルを定義します。

ヒント

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

次のコードのように、パイプライン化された出力実装をモデルの Product ブロックに指定するとします。

 hdlset_param('sfir_fixed/symmetric_fir/Product','OutputPipeline', 2)

生成されたパイプラインのレジスタ名に接尾辞 'testpipe' を付加するには、次のいずれかの方法を使用します。

  • プロパティを引数として関数 makehdl に渡す。

    makehdl(gcb,'PipelinePostfix','testpipe')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param(gcs,'PipelinePostfix','testpipe')
    makehdl('myDUT')

次に示す生成された VHDL® コードの抜粋は、2 つのパイプライン ステージを実装する、接尾辞の付いた識別子をもつ PROCESS コードを示しています。

Product_outtestpipe_process : PROCESS (clk, reset)
  BEGIN
    IF reset = '1' THEN
      Product_outtestpipe_reg <= (OTHERS => to_signed(0, 33));
    ELSIF clk'EVENT AND clk = '1' THEN
      IF enb = '1' THEN
        Product_outtestpipe_reg(0) <= Product_out1;
        Product_outtestpipe_reg(1) <= Product_outtestpipe_reg(0);
      END IF;
    END IF;
  END PROCESS Product_outtestpipe_process;

推奨設定

推奨設定なし。

プログラムでの使用

パラメーター: PipelinePostfix
型: 文字ベクトル
既定の設定: '_pipe'

バージョン履歴

R2012a で導入