hdlsetuphlstoolpath
構文
説明
hdlsetuphlstoolpath('ToolName',
は、サードパーティ製の HLS ツールをシステム パスに追加します。これにより、合成ツールのシステム環境変数が設定されます。サポートされている 1 つ以上のサードパーティ製 HLS ツールを HDL Coder™ で使用する場合は、関数 ToolName
,'ToolPath',ToolPath
,'SimulationToolPath',SimulationToolPath
)hdlsetuphlstoolpath
を使用して構成します。サードパーティ製の HLS ツールを Simulink® Online™ に設定することはできません。
HDL ワークフロー アドバイザーを開く前にツールをシステム パスに追加してください。HDL ワークフロー アドバイザーが既に開いている場合は、合成ツールを現在の HDL ワークフロー アドバイザー セッションに追加を参照してください。HDL ワークフロー アドバイザーは Simulink Online では使用できません。
hdlsetuphlstoolpath('ToolName','SystemC','SystemCIncludePath',
は、SystemC™ ライブラリを設定するためのシステム環境変数を作成します。これらの環境変数は、MATLAB® が生成された HLS コードをシミュレートするために使用されます。SystemCIncludePath
,'SystemCLibraryPath',SystemCLibraryPath
)
例
合成ツールとしての Cadence Stratus の設定
次のコマンドは、インストールされている Cadence Stratus の実行可能ファイルを指すように合成ツールのパスを設定します。Cadence Stratus version 21.2 以上がインストール済みでなければなりません。
hdlsetuphlstoolpath('ToolName','Cadence Stratus','ToolPath','/usr/cadence/stratus/bin/',... 'SimulationToolPath', '/usr/cadence/xcel/tools/bin');
合成ツールの設定の確認
MATLAB での Cadence Stratus 合成ツールの設定を確認するには、次のコマンドでツールを起動します。
!stratus_ide
シミュレーション ツールとしての MATLAB デスクトップの設定
SystemC 2.3.3 がインストール済みでなければなりません。
Linux® プラットフォームで SystemC ライブラリを設定するには、MATLAB コマンド ウィンドウで次のコマンドを使用します。
hdlsetuphlstoolpath('ToolName','SystemC','SystemCIncludePath',... '/usr/local/systemc-2.3.3/include','SystemCLibraryPath','/usr/local/systemc-2.3.3/lib-linux64');
あるいは、Windows® で次のコマンドを使用して、SystemC ライブラリを設定します。
hdlsetuphlstoolpath('ToolName', 'SystemC','SystemCIncludePath','C:\systemc-2.3.3\include',... 'SystemCLibraryPath','C:\systemc-2.3.3\lib\win64\Release');
入力引数
ヒント
関数
hdlsetuphlstoolpath
によるシステム パスとシステム環境変数の変更は、現在の MATLAB セッションのみが対象になります。MATLAB の起動時にプログラムでhdlsetuphlstoolpath
を実行するには、hdlsetuphlstoolpath
をstartup.m
スクリプトに追加します。