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hdlsetup

HDL コード生成用のモデル パラメーターの設定

説明

hdlsetup("modelname") は、modelname で指定されたモデルのパラメーターを HDL コード生成用の共通の既定値に設定します。

hdlsetup コマンドを呼び出す前にモデルを開きます。hdlsetup を使用した後、set_param を使用してそれらの既定の設定を変更できます。以下に例を示します。

set_param(gcs, "Solver", "VariableStepDiscrete")
次の表に、hdlsetup で構成されるソルバー コンフィギュレーション パラメーターを示します。これらのパラメーターは、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [ソルバー] ペインにあります。

コンフィギュレーション パラメーターの設定コマンド ライン パラメーターの設定説明
[タイプ][固定ステップ] に、[ソルバー][離散 (連続状態なし)] に設定します。SolverFixedStepDiscrete に設定します。離散システムのシミュレーションには、この固定ステップ ソルバーが最適です。可変ステップ ソルバーは限られた状況でのみサポートされています。
[固定ステップ (基本サンプル時間)][自動] に設定します。FixedStepauto に設定します。

[固定ステップ サイズ][自動] に設定されている場合、モデルで指定されているサンプル時間に基づいてステップ サイズが自動的に選択されます。

[各離散レートを個別のタスクとして扱う] チェック ボックスをオフにします。EnableMultiTaskingoff に設定します。HDL Coder™ では、現在マルチタスク モードで実行するモデルはサポートされていません。

hdlsetup は、このほかにも、エラーの重大度レベル、データ ログ、およびモデルの表示オプションを制御するパラメーターを構成します。hdlsetup の影響を受ける一連のモデル パラメーターを確認するには、HDL コード生成に適したモデル パラメーターのチェックを参照してください。

バージョン履歴

R2006b で導入