Simulink モデルの単精度の設計
Simulink® の倍精度システムの単精度への変換
単精度数は 32 ビットを使用するため倍精度数より必要メモリが少なくて済みますが、浮動小数点演算から多くの利点が得られます。単精度コンバーターを使用して、Simulink モデルのデータ型を倍精度から単精度に自動的に変換できます。
単精度コンバーター アプリでは次の変更が行われます。
ユーザーが指定した倍精度データ型から単精度データ型への変換。データ型変換は、ブロック設定、Stateflow® チャート設定、信号オブジェクト、およびバス オブジェクトに適用されます。
倍精度から単精度データ型への変更をコンパイルする継承されたデータ型を使用した出力信号と中間設定。
単精度コンバーター アプリでは、boolean データ型、組み込みの整数データ型、またはユーザーが指定した固定小数点データ型は変更されません。データ型変換が完了すると、設計対象システム内のオブジェクトのコンパイルされたデータ型と推奨されるデータ型を要約したテーブルがアプリによって表示されます。
このツールの詳細については、単精度コンバーター入門を参照してください。
ツール
| 単精度コンバーター | 倍精度システムの単精度への変換 |
関数
convertToSingle | 倍精度システムを単精度に変換 |
トピック
- 単精度コンバーター入門
単精度コンバーターの基礎について学習します。
- 単精度へのシステムの変換
単精度コンバーターを使用したシステムの単精度への変換。