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mpower, ^

固定小数点行列のべき乗 (^)

構文

Y = A^k

Y = mpower(A,k)

説明

Y = A^k は、fi 入力の A の k 乗を計算し、結果を Y に返します。

行列のべき乗演算は、既定の fimath 設定を使用して実行されます。

固定小数点出力配列 Y は入力 A と同じローカル fimath をもちます。A にローカル fimath がない場合、出力 Y もローカル fimath をもちません。

Y = mpower(A,k) は A^k を実行するための代替方法です。

例

行列の二乗

2 次元正方行列の指数値 0、1、2、3 のべき乗を計算します。

x = fi([0 1; 2 4], 1, 32);
px0 = x^0 

px0 = 
     1     0
     0     1

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Unsigned
            WordLength: 1
        FractionLength: 0

px1 = x^1 

px1 = 
     0     1
     2     4

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 32
        FractionLength: 28

px2 = x^2

px2 = 
     2     4
     8    18

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 65
        FractionLength: 56

px3 = x^3

px3 = 
     8    18
    36    80

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 98
        FractionLength: 84

入力引数

A — ベース

スカラー | 行列

基数。スカラーまたは行列として指定します。

例: x = fi([0 1; 2 4],1,32);

データ型: fi
複素数のサポート: あり

k — 指数

正の実数値の整数

指数。実数値の整数として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | fi

拡張機能

C/C++ コード生成

MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

使用に関するメモと制限:

• 指数 k が変数で入力がスカラーである場合、制御側 fimath の ProductMode プロパティは SpecifyPrecision でなければなりません。

• 指数 k が変数で入力がスカラーでない場合、制御側 fimath の SumMode プロパティは SpecifyPrecision でなければなりません。

• 制御側 fimath の SumMode プロパティが SpecifyPrecision または Keep LSB に設定されている場合のみ、可変サイズ入力がサポートされています。

• 可変サイズ信号では、生成されるコードと MATLAB^® で結果が異なる場合があります。

  • 生成コードでは、可変サイズ信号に対する出力は、制御側 fimath の SumMode プロパティを使用して計算されます。

  • MATLAB では、可変サイズ信号に対する出力は、最初の入力 A が非スカラーの場合、制御側 fimath の SumMode プロパティを使用して計算されます。しかし、A がスカラーの場合、MATLAB は制御側 fimath の ProductMode を使用して出力を計算します。

HDL コード生成

HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための VHDL、Verilog および SystemVerilog のコードを生成します。

どちらの入力もスカラーでなければならず、また指数の入力 k は整数の定数でなければなりません。

バージョン履歴

R2010a で導入

参考

mpower | power | fi | fimath