最新のリリースでは、このページがまだ翻訳されていません。 このページの最新版は英語でご覧になれます。

From Multimedia File

マルチメディア ファイルからのストリーム

ライブラリ

Sources

dspsrcs4

説明

From Multimedia File ブロックは、オーディオ サンプル、ビデオ フレーム、あるいはその両方をマルチメディア ファイルから読み取ります。ブロックは、ファイルのデータを Simulink® モデルにインポートします。

メモ

このブロックは、ファイル I/O が使用可能なホスト コンピューターにおけるコード生成をサポートしています。Simulink Desktop Real-Time™ ソフトウェアではファイル I/O がサポートされていないため、このブロックを使用することはできません。

このブロックに対して生成されたコードは、プリビルドされるライブラリ ファイルに依存しています。このコードは MATLAB® 環境外で実行したり、再配布したりできますが、その際にはこれらの追加ライブラリ ファイルについても必ず説明してください。関数 packNGo は、このコードの実行またはリビルドに必要なすべての要素を含んだ単一の zip ファイルを作成します。詳細は、packNGo を参照してください。

このブロックを含むモデルから生成された実行可能ファイルを実行するには、システム パスにプリコンパイルされた共有ライブラリ ファイルを追加しなければならない場合があります。詳細は、Understanding C Code Generation in DSP System Toolboxを参照してください。

サポートされるプラットフォームとファイル タイプ

サポートされるファイル形式は、システムにインストールされているコーデックによって異なります。

Windows プラットフォームがサポートするファイル形式

必要な Windows® DirectShow コーデックがシステムにインストールされている場合、From Multimedia File ブロックは多くのビデオやオーディオのファイル形式をサポートします。このブロックのパフォーマンスは、Version 9.0 以降の DirectX® ソフトウェアを備えたプラットフォームで最も高くなります。

以下の表に、最も一般的なファイル形式をリストします。

マルチメディアのタイプファイル名の拡張子
イメージ ファイル.jpg.bmp,.png
ビデオ ファイル.qt.mov.avi.asf.asx.wmv.mpg.mpeg.mp2.mp4.m4v
オーディオ ファイル.wav.wma.avi.aif.aifc.aiff.mp3.au.snd, .mp4, .m4a, .flac, .ogg

既定の設定は、イメージ ファイルの場合は .png、ビデオ ファイルの場合は .avi、オーディオ ファイルの場合は .mp3 です。

Windows 7 以降の Windows のバージョンには、64 ビットのビデオおよびオーディオ コーデックの一部が付属しています。From Multimedia File ブロックが圧縮されたマルチメディア ファイルでは機能しない場合、マルチメディア ファイルをブロックがサポートするファイル形式で保存します。

Windows を使用する場合、このブロックで最適な結果を得るには Windows Media® Player Version 11 以上を使用します。

Windows 以外のプラットフォームでサポートしているファイル形式

以下の表に、最も一般的なファイル形式をリストします。

マルチメディアのタイプファイル名の拡張子
ビデオ ファイル.avi.mj2.mov.mp4.m4v
オーディオ ファイル.avi, .mp3, .mp4, .m4a, .wav, .flac, .ogg, .aif, .aifc, .aiff, .au, .snd

既定の設定は、ビデオ ファイルの場合は .avi、オーディオ ファイルの場合は .mp3 です。

端子

From Multimedia File ブロックの出力端子は、マルチメディア ファイルの内容に応じて変わります。ファイルにビデオ フレームのみが含まれている場合、ブロックに [Image]、強度 [I] または [R][G][B] 端子が表示されます。ファイルにオーディオ サンプルのみが含まれている場合、ブロックに [Audio] 端子が表示されます。ファイルにオーディオとビデオの両方が含まれている場合、出力するデータを選択できます。次の表に利用可能な端子を示します。

端子説明
Image

M x N x P のカラー ビデオ信号。ここで P は色平面の数です。

I

強度値の MN 列の行列。

RGB

RGB ビデオ ストリームの 1 つの平面を表す行列。R、G または B 端子からの出力は、どれも同じ次元でなければなりません。

Audio

オーディオ データのベクトル。

Y、Cb、Cr

YCbCr ビデオ ストリームの 1 つのフレームを表す行列。Y、Cb、Cr 端子は、次の出力を生成します。

Y: M 行 N 列
Cb: M xN2
Cr: M xN2

サンプル レート

ブロックが使用するサンプル レートは、オーディオおよびビデオ サンプル レートによって異なります。FMMF ブロックは、Simulink でシングル レートで動作しますが、基になるオーディオおよびビデオ ストリームは異なるレートを生成できます。場合によっては、ブロックはオーディオおよびビデオの両方を出力する場合に、ビデオ レートを少し調整します。

ビデオ ファイルおよびオーディオ ファイルに使用するサンプル時間の計算

サンプル時間 = ceil(AudioSampleRateFPS)AudioSampleRate
オーディオ サンプル時間 AudioSampleRateFPS が整数でない場合、この方程式を 1FPS に変換することはできません。

この場合、同期の問題を回避するために、オーディオ ストリームがビデオ ストリームを 1FPS よりも多く先行する場合は、ブロックは相当するビデオのコマ落ちを行います。
要約すると、ブロックは Simulink タイム ステップごとに 1 つのビデオ フレームを出力します。オーディオ サンプル数を計算してタイム ステップごとに出力するには、ブロックはオーディオ サンプル レートをビデオ フレーム レート (fps) で割ります。オーディオ サンプル レートが 1 秒あたりのビデオ フレーム数で割り切れない場合、ブロックはオーディオ サンプル数を最も近い整数に丸めます。必要に応じて、ブロックはビデオのコマ落ちを定期的に行い、大きなファイルの同期を維持します。

ダイアログ ボックス

[メイン] タブ

ファイル名

読み取るマルチメディア ファイルの名前を指定します。ブロックはファイルのタイプ (オーディオとビデオ、オーディオのみ、またはビデオのみ) を判定して、関連するパラメーターを提供します。

ファイルの場所が MATLAB パスに表示されない場合は、[参照] ボタンを使用してフル パスを指定します。あるいは、このファイルの場所が MATLAB パス上に表示される場合は、ファイル名のみを入力します。Windows プラットフォームで、このパラメーターは MMS (Microsoft Media Server) ストリームを指す URL をサポートします。

ファイルからサンプル時間を継承

ブロックのサンプル時間をマルチメディア ファイルと同じにするには、[ファイルからサンプル時間を継承] チェック ボックスを選択します。このチェック ボックスをオフにする場合は、ブロックのサンプル時間を [望ましいサンプル時間] パラメーター フィールドに入力します。From Multimedia File ブロックが参照するファイルは、ブロックの既定のサンプル時間を決定します。このブロックのサンプル時間を手動で設定することもできます。ビデオの対象とするサンプル レートがわからない場合、ブロックがマルチメディア ファイルからサンプル レートを継承するようにします。

望ましいサンプル時間

ブロックのサンプル時間を指定します。このパラメーターは、[ファイルからサンプル時間を継承] チェック ボックスがオフの場合に利用できるようになります。

ファイルを再生する回数

正の整数または inf を入力して、ファイルを再生する回数を表します。

出力のファイル終端インジケーター

このチェック ボックスを使用して、マルチメディア ファイルの最後のビデオ フレームとオーディオ サンプルのどちらを出力にするのかを決定します。このチェック ボックスを選択すると、EOF というラベルの Boolean 出力端子がブロックに表示されます。最後のビデオ フレームまたはオーディオ サンプルがブロックから出力される際の EOF 端子からの出力は、既定では 1 です。そうでない場合、EOF 端子からの出力は、既定では 0 です。

マルチメディア出力

Video and audioVideo only または Audio only の出力ファイル タイプを指定します。このパラメーターが利用できるようになるのは、ビデオ信号にオーディオとビデオの両方がある場合のみです。

オーディオ チャネルあたりのサンプル数

オーディオ チャネルあたりのサンプル数を指定します。このパラメーターが利用できるようになるのは、オーディオを含むファイルの場合です。

出力の色形式

ブロックが [RGB][Intensity] または [YCbCr 4:2:2] のビデオ フレームを出力するかどうかを指定します。このパラメーターが利用できるようになるのは、ビデオを含む信号の場合のみです。[RGB] を選択する場合、[イメージ信号] パラメーターを使用して色信号の出力方法を指定します。

イメージ信号

カラー ビデオ信号の出力方法を指定します。[1 つの多次元信号] を選択すると、ブロックは M x N x P のカラー ビデオ信号を出力します。P は 1 つの端子での色平面の数です。[個別のカラー信号] を選択すると、ブロックに追加の端子が表示されます。それぞれの端子が RGB ビデオ ストリームの 1 つの M x N 平面を出力します。このパラメーターが利用可能になるのは、[出力の色形式] パラメーターを [RGB] に設定して、信号にビデオが含まれている場合のみです。

[データ型] タブ

オーディオの出力データ型

Audio 端子でのオーディオ サンプル出力のデータ型を設定します。このパラメーターが利用可能になるのは、マルチメディア ファイルにオーディオが含まれている場合のみです。[double][single][int16] または [uint8] の型を選択できます。

ビデオの出力データ型

[R][G][B] または [Image] 端子でのビデオ フレームの出力のデータ型を設定します。このパラメーターが利用可能になるのは、マルチメディア ファイルにビデオが含まれている場合のみです。[double][single][int8][uint8][int16][uint16][int32][uint32] または [ファイルから継承] の型を選択できます。

トラブルシューティング

MATLAB 外での実行可能ファイルの実行

生成されたスタンドアロン実行可能ファイル アプリケーションをシェルで実行するには、次のように環境を設定する必要があります。

プラットフォームコマンド
Mac

setenv DYLD_LIBRARY_PATH "${DYLD_LIBRARY_PATH}:$MATLABROOT/bin/maci64" (csh/tcsh)

export DYLD_LIBRARY_PATH=$DYLD_LIBRARY_PATH:$MATLABROOT/bin/maci64 (Bash)

Linux

setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:$MATLABROOT/bin/glnxa64 (csh/tcsh)

export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$MATLABROOT/bin/glnxa64 (Bash)

Windows

set PATH=%PATH%;%MATLABROOT%\bin\win64

サポートされているデータ型

ビデオ データを適切に表示するソース ブロックの場合、倍精度および単精度浮動小数点のピクセル値は、01 の間でなければなりません。その他のデータ型の場合、ピクセル値はそのデータ型でサポートされている最小値から最大値の範囲になければなりません。

端子サポートされているデータ型複素数値のサポート

Image

  • 倍精度浮動小数点

  • 単精度浮動小数点

  • 8、16、32 ビット符号付き整数

  • 8、16、32 ビット符号なし整数

なし

R、G、B

Image 端子と同じ

なし

Audio

  • 倍精度浮動小数点

  • 単精度浮動小数点

  • 16 ビット符号付き整数

  • 8 ビット符号なし整数

なし

Y、Cb、Cr

Image 端子と同じ

なし

拡張機能

R2006a より前に導入