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local2latlon

ローカル直交座標から地理座標への変換

R2020a 以降

説明

[lat,lon,alt] = local2latlon(xEast,yNorth,zUp,origin) は、ローカル直交座標 xEastyNorth、および zUp で指定された点の位置を地理座標に変換し、latlon、および alt として返します。origin は、[latOrigin,lonOrigin,altOrigin] という形式の 3 要素ベクトルとしてローカル座標系のアンカーを指定します。ローカル座標 xEastyNorthzUp はそれぞれ東方向、北方向、上方向に対応しています。alt と altOrigin は一般的に GPS センサーにより返される高度です。

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地理座標系にアンカー ポイントを設定します。次の緯度と経度の座標は、マサチューセッツ州ボストンを指定します。

origin = [42.3648, -71.0214, 10.0];

直交座標 "x""y""z" でローカル ルートを生成します。

z = zeros(1,101);    % maintain height of 0 m
x = 0:1000:100000;   % 100 km in 1 km increments
y = x;               % move 100 km northeast

ローカル ルートの座標を地理座標 (緯度と経度) に変換します。

[lat,lon] = local2latlon(x,y,z,origin);

ルートをマップ上に可視化します。

zoomLevel = 12;
player = geoplayer(lat(1),lon(1),zoomLevel);
plotRoute(player,lat,lon);

入力引数

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ローカル直交座標系の x 座標 (メートル)。数値スカラーまたはベクトルとして指定します。

例: -2.7119

データ型: single | double

ローカル直交座標系の y 座標 (メートル)。数値スカラーまたはベクトルとして指定します。

例: -7.0681

データ型: single | double

ローカル直交座標系の z 座標 (メートル)。数値スカラーまたはベクトルとして指定します。

例: -0.2569

データ型: single | double

ローカル座標系のアンカー。[latOrigin,lonOrigin,altOrigin] という形式の 3 要素ベクトルとして指定します。

例: [42.3648 -71.0214 10]

データ型: single | double

出力引数

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緯度 (度単位)。数値スカラーまたはベクトルとして返されます。

latxEast と同じクラスです。ただし、入力引数のいずれかがクラス single の場合、lat はクラス single になります。

経度 (度単位)。数値スカラーまたはベクトルとして返されます。

lonyNorth と同じクラスです。ただし、入力引数のいずれかがクラス single の場合、lon はクラス single になります。

高度 (メートル単位)。数値スカラーまたはベクトルとして返されます。zUp と同じクラスです。

altzUp と同じクラスです。ただし、入力引数のいずれかがクラス single の場合、alt はクラス single になります。

ヒント

  • 地理座標系の緯度と経度では、GPS 受信機で一般的に使用される WGS84 標準を使用しています。

  • この関数は高さとして WGS84 準拠楕円体を基準とした高度 (メートル) を定義します。

  • 一部の GPS 受信機は WGS84 以外の標準を使用します。Mapping Toolbox ではその他の楕円体を使用した変換が利用可能です。この関数は、地理的な位置と、車両のオンボード センサーで使用される直交座標間の一般的な変換に対応しています。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2020a で導入

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