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inputLayer

    説明

    入力層は、形式を整えていないデータまたはカスタム形式のデータをニューラル ネットワークに入力します。

    • 2 次元イメージ入力の場合、imageInputLayer を使用します。

    • 3 次元イメージ入力の場合、image3dInputLayer を使用します。

    • シーケンス入力および時系列入力の場合、sequenceInputLayer を使用します。

    • 表形式入力および特徴データ入力の場合、featureInputLayer を使用します。

    作成

    説明

    layer = inputLayer(inputSize) は、形式を整えていないデータの入力層を作成します。 (R2025a 以降)

    layer = inputLayer(inputSize,inputFormat) は、入力層を作成して、カスタムのデータ形式を指定します。

    layer = inputLayer(___,Name=name) は、前述の構文の入力引数のいずれかの組み合わせに加えて、層名も指定します。たとえば、Name="in" は、層の名前が "in" であることを指定します。

    入力引数

    すべて展開する

    入力のサイズ。正の整数または NaN から成る行ベクトルとして指定します。

    可変サイズのバッチ次元または時間次元をサポートするネットワークの場合、対応する次元のサイズを NaN として指定します。

    この引数は InputSize プロパティを設定します。

    例: [224 224 3]

    データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

    データの次元の説明。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

    データ形式は文字列で、各文字は対応するデータ次元のタイプを表します。

    各文字は以下のとおりです。

    • "S" — 空間

    • "C" — チャネル

    • "B" — バッチ

    • "T" — 時間

    • "U" — 指定なし

    たとえば、シーケンスのバッチを表し、1 番目、2 番目、および 3 番目の次元がそれぞれチャネル、観測値、およびタイム ステップに対応する配列があるとします。データは "CBT" (チャネル、バッチ、時間) の形式で記述できます。

    InputFormat"" である場合、層は形式を整えていないデータをニューラル ネットワークに直接渡します。後続の層が形式を整えていない入力データをサポートしていることを確認してください。 (R2025a 以降)

    層の入力形式では、"S" または "U" のラベルが付いた次元を複数回指定できます。"C""B""T" のラベルについては、1 回のみ使用できます。次元数が 2 より大きい場合、入力形式の右端にある "U" 次元に対応する入力サイズは 1 より大きくなければなりません。

    詳細については、深層学習のデータ形式を参照してください。

    この引数は InputFormat プロパティを設定します。

    例: "SSCB"

    例: "SCBT"

    例: "TCB"

    データ型: char | string

    層の名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。Layer 配列入力の場合、trainnet 関数および dlnetwork 関数は、名前のない層に自動的に名前を割り当てます。

    この引数は Name プロパティを設定します。

    データ型: char | string

    プロパティ

    すべて展開する

    入力

    この プロパティ は読み取り専用です。

    このプロパティは、作成後、読み取り専用になります。

    入力のサイズ。正の整数または NaN の行ベクトルとして保存されます。

    可変サイズのバッチ次元または時間次元をサポートするネットワークの場合、対応する値は NaN となります。

    データ型: double

    このプロパティは、作成後、読み取り専用になります。

    データの次元の説明。文字ベクトルとして保存されます。

    データ形式は文字列で、各文字は対応するデータ次元のタイプを表します。

    各文字は以下のとおりです。

    • "S" — 空間

    • "C" — チャネル

    • "B" — バッチ

    • "T" — 時間

    • "U" — 指定なし

    たとえば、シーケンスのバッチを表し、1 番目、2 番目、および 3 番目の次元がそれぞれチャネル、観測値、およびタイム ステップに対応する配列があるとします。データは "CBT" (チャネル、バッチ、時間) の形式で記述できます。

    InputFormat"" である場合、層は形式を整えていないデータをニューラル ネットワークに直接渡します。後続の層が形式を整えていない入力データをサポートしていることを確認してください。 (R2025a 以降)

    詳細については、深層学習のデータ形式を参照してください。

    データ型: char

    層の名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。Layer 配列入力の場合、trainnet 関数と dlnetwork 関数は、名前が "" の層に新しい一意の名前を自動的に割り当てます。

    InputLayer オブジェクトは、このプロパティを文字ベクトルとして格納します。

    データ型: char | string

    この プロパティ は読み取り専用です。

    層の入力の数。この層には入力がありません。

    データ型: double

    この プロパティ は読み取り専用です。

    層の入力名。この層には入力がありません。

    データ型: cell

    この プロパティ は読み取り専用です。

    層からの出力の数。1 として格納されます。この層には単一の出力のみがあります。

    データ型: double

    この プロパティ は読み取り専用です。

    出力名。{'out'} として格納されます。この層には単一の出力のみがあります。

    データ型: cell

    すべて折りたたむ

    1 次元イメージ データ (空間、チャネル、観測値に対応する次元をもつ 3 次元データ) を入力する入力層を作成します。データに 3 つのチャネルがあり、イメージの高さのサイズが 64 であることを指定します。バッチ次元が可変であることを指定します。

    inputSize = [64 3 NaN];
    inputFormat = "SCB";
    layer = inputLayer(inputSize,inputFormat)
    layer = 
      InputLayer with properties:
    
               Name: ''
          InputSize: [64 3 NaN]
        InputFormat: 'SCB'
    
    

    入力層をネットワークに含めます。

    layers = [
        inputLayer([64 3 NaN],"SCB")
        convolution1dLayer(5,32)
        batchNormalizationLayer
        reluLayer
        fullyConnectedLayer(10)
        softmaxLayer];

    時空間データ (空間、チャネル、時間、観測値に対応する次元をもつ 4 次元データ) を入力する入力層を作成します。データに 3 つのチャネルがあり、空間のサイズが 64 であることを指定します。バッチ次元と時間次元が可変であることを指定します。

    inputSize = [64 3 NaN NaN];
    inputFormat = "SCBT";
    layer = inputLayer(inputSize,inputFormat)
    layer = 
      InputLayer with properties:
    
               Name: ''
          InputSize: [64 3 NaN NaN]
        InputFormat: 'SCBT'
    
    

    入力層をネットワークに含めます。

    layers = [
        inputLayer([64 3 NaN NaN],"SCBT")
        convolution1dLayer(5,32)
        batchNormalizationLayer
        reluLayer
        globalAveragePooling1dLayer
        flattenLayer
        lstmLayer(100,OutputMode="last")
        fullyConnectedLayer(10)
        softmaxLayer];

    アルゴリズム

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    拡張機能

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    バージョン履歴

    R2023b で導入

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