モデル変換による一般化モデルの現在値の取得
この例は、一般化モデルを数値モデルに変換することによって、一般化モデルの現在値を取得する方法を示します。この変換は、たとえばsystune
などの調整コマンドを使用して一般化モデルのパラメーターを調整している場合などに有用です。
一般化モデルの作成
伝達関数の表現は次のようになります。
これは 10 に初期化される調整可能な実数パラメーター a
を含みます。
a = realp('a',10);
F = tf(a,[1 a]);
F
は a
でパラメーター化された genss
モデルです。
モデルの調整
通常、一般化モデルを生成したら、systune
などの調整コマンドを使用してモデルのパラメーターを調整します。この例では、モデルを調整する代わりに F
の調整可能なコンポーネントの値を手動で変更します。
F.Blocks.a.Value = 5;
一般化モデルの現在の値の取得
一般化モデルを数値モデルに変換して、一般化モデルの現在の値を取得します。
F_cur_val = tf(F)
F_cur_val = 5 ----- s + 5 Continuous-time transfer function.
tf(F)
は、一般化モデル F
を数値伝達関数 F_cur_val
に変換します。
F
の現在の値の状態空間表現を表示するには、ss(F)
と入力します。
一般化モデルの個々の調整可能なコンポーネントについて現在の値を調べるには、showBlockValue
を使用します。
参考
realp
| tf
| showBlockValue