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MATLAB Compiler を使用したスタンドアロンの GSM 波形エクスプローラー アプリケーションの作成
この例では、MATLAB® Compiler™ を使用して、App Designer で作成されたカスタム MATLAB アプリ GSMWaveformExplorer から、スタンドアロン アプリケーションを作成する方法を説明します。MATLAB Runtime (MATLAB Compiler) をインストールすると、MATLAB がインストールされていないシステムでスタンドアロン アプリケーションを実行できます。詳細については、App Designer を使用した簡単なアプリの作成と実行を参照してください。
MATLAB シミュレーション
次のように入力し、MATLAB で GSMWaveformExplorer
アプリを開きます。
GSMWaveformExplorer
GSMWaveformExplorer
アプリを使用すると、gsmUplinkConfig
および gsmDownlinkConfig
オブジェクトと関数 gsmFrame
を使用して GSM TDMA フレームの構成を調べることができます。[Link direction] では [Uplink] または [Downlink] を選択できます。[Timeslot] タブでは、個々のタイム スロットのバースト タイプと減衰を調整できます。[Waveform] タブでは、シンボルあたりのサンプル数とバースト形状を調整できます。[View] を選択し、波形の時間領域とスペクトログラムのプロットを可視化します。
スタンドアロン アプリケーションへの MATLAB 関数のコンパイル
関数 mcc
(MATLAB Compiler) を使用し、'-m'
オプションを指定して、GSMWaveformExplorer
をスタンドアロン アプリケーションにコンパイルします。このステップは、完了するのに 2 ~ 3 分かかります。以下に示す最初のメッセージはネットワークのインストールがある場合にのみ表示され、2 番目のメッセージはデモ ライセンスで MATLAB Compiler を実行している場合にのみ表示されます。
mcc('-m','GSMWaveformExplorer');
対話形式の applicationCompiler
(MATLAB Compiler) アプリを使用して、スタンドアロン アプリケーションを生成することもできます。
スタンドアロン アプリケーションの実行
スタンドアロン アプリを展開する前に、MATLAB コマンド ウィンドウでコマンドを実行することによって、MATLAB がインストールされているマシンでそのアプリをテストできます。system
コマンドを使用して、MATLAB がインストールされているマシンでスタンドアロンの GSMWaveformExplorer
アプリを実行できます。
Windows® または Linux® オペレーティング システムで実行している場合、次のように入力します。
status = system(fullfile(pwd,'GSMWaveformExplorer'));
Mac オペレーティング システムで実行している場合、次のように入力します。
status = system(fullfile('GSMWaveformExplorer.app','Contents','MacOS','GSMWaveformExplorer'));
システム コマンドを使用してスタンドアロン アプリケーションを実行する場合、MATLAB 環境と、MATLAB のインストールで必要なライブラリ ファイルを使用する必要があります。MATLAB でアプリを実行する場合と同様に、スタンドアロン バージョンの GSMWaveformExplorer
アプリを実行すると [GSM Waveform Explorer] ウィンドウが開き、このウィンドウで GSM TDMA フレーム構成を調整して波形を表示できます。
MATLAB がインストールされていないマシンにこのアプリケーションを展開するには、MATLAB Runtime (MATLAB Compiler)を参照してください。